出願番号 |
特願2008-241325 |
出願日 |
2008/9/19 |
出願人 |
国立大学法人 熊本大学 |
公開番号 |
特開2010-070824 |
公開日 |
2010/4/2 |
登録番号 |
特許第5412666号 |
特許権者 |
国立大学法人 熊本大学 |
発明の名称 |
マグネシウム合金及びその製造方法 |
技術分野 |
金属材料 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
電気製品の筺体、自動車のホイール、足回り部品、エンジン回り部品 |
目的 |
特殊な製造設備及びプロセスを使用することなく、機械的性質に優れたマグネシウム合金及びその製造方法の提供。 |
効果 |
この技術によるマグネシウム合金は、β’相若しくはGP帯とLPSOとを有しているため、引張強さ、伸び、0.2%耐力等の機械的特性に優れている。また、この技術のマグネシウム合金の製造方法では、β’相群とLPSOとを有したマグネシウム合金を一般的な製造設備あるいはプロセスにより、効率よく製造することができる。即ち、引張強さ、伸び、0.2%耐力等の機械的特性に優れたマグネシウム合金を効率よく製造することができる。 |
技術概要
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この技術のマグネシウム合金は、必須成分としてZn、及び、希土類元素(RE)としてGd、Tb、Tmのうち少なくとも1つ以上を含有し、残部がMgと不可避的不純物からなるMg−Zn−RE系合金から構成されるマグネシウム合金であって、Mg−Zn−RE系合金の合金組織中に、β’相若しくはその一部がβ1相に変化したもの若しくはGP帯と、キンク変形した長周期積層構造とを有している。ここで、Mg−Zn−RE系合金の合金組織中に、β’相若しくはその一部がβ1相に変化したもの若しくはGP帯と、キンク変形した長周期積層構造(以下、LPSO)とを有することによって、マグネシウム合金の機械的特性が全体的に向上することとなる。具体的には、β'相若しくはその一部がβ1相に変化したもの若しくはGP帯(以下、β’相群)と、キンク変形したLPSOとが共存して素材を析出強化させることによって、β'相群のみ、あるいは、LPSOのみを有するものに比較して、引張強さ、0.2%耐力、伸び(伸び率)等の機械的特性が全体的に向上することとなる。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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