出願番号 |
特願2008-077752 |
出願日 |
2008/3/25 |
出願人 |
国立大学法人 熊本大学 |
公開番号 |
特開2009-227631 |
公開日 |
2009/10/8 |
登録番号 |
特許第5266520号 |
特許権者 |
国立大学法人 熊本大学 |
発明の名称 |
気分障害又は感情障害の治療薬 |
技術分野 |
化学・薬品 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
うつ病、躁うつ病、食欲の障害、睡眠の障害、精神運動の障害 |
目的 |
うつ病などの気分障害又は感情障害に対する有効な治療薬であって、Gタンパク質共役型内向き整流性カリウムイオンチャネル(GIRKチャネル)の活性化電流を抑制する作用を有する化合物を含有する、気分障害又は感情障害の治療薬の提供。 |
効果 |
この技術におけるチペピジンやクロペラスチンに代表されるGタンパク質共役型内向き整流性カリウムイオンチャネル(GIRKチャネル)の活性化電流を抑制する作用を有する化合物は、ラットに対して濃度依存的に無動時間を短縮し、壁よじ登り行動を高め、治療抵抗性うつ病モデルに対しては有意に無動時間を短縮し、さらにドパミンやセロトニンなどのモノアミン神経伝達物質の分泌を促進させる作用を有する。したがって、この技術の治療薬はうつ病などの気分障害及び感情障害の治療に有効である。 |
技術概要 |
GIRKチャネルの活性化電流を抑制する作用を有する化合物は、うつ病などの気分障害又は感情障害を治療するのに有効であることの知見から、この技術は、Gタンパク質共役型内向き整流性カリウムイオンチャネル(GIRKチャネル)の活性化電流を抑制する作用を有する化合物を含有させて、気分障害又は感情障害の治療薬を提供する。GIRKチャネルの活性化電流を抑制する作用を有する化合物は、好ましくはモノアミン神経伝達物質、より好ましくはセロトニン、ノルアドレナリン、アドレナリン、ヒスタミン及びドパミンからなる群から選ばれる少なくとも1種の物質の分泌を促進させる作用を有する化合物である。また、この化合物は、好ましくはクロペラスチン、塩酸クロペラスチン、フェンジゾ酸クロペラスチン、塩酸カラミフェン、エタンジスルフォン酸カラミフェン、塩酸エプラジノン、ヒベンズ酸チペピジン、クエン酸チペピジン、及びクエン酸イソアミニルからなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物であり、より好ましくはクロペラスチン、塩酸クロペラスチン及びクエン酸チペピジンからなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物である。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【可】
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特許権実施許諾 |
【可】
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