出願番号 |
特願2007-542750 |
出願日 |
2006/10/31 |
出願人 |
国立大学法人 熊本大学 |
公開番号 |
WO2007/052641 |
公開日 |
2007/5/10 |
登録番号 |
特許第5114713号 |
特許権者 |
国立大学法人 熊本大学 |
発明の名称 |
腸管免疫賦活剤 |
技術分野 |
化学・薬品 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
腸管粘膜、スギ花粉症、腸管免疫機構 |
目的 |
パイエル板のM細胞を識別することによって腸管免疫を賦活化することができる新規な腸管免疫賦活剤、および、2−[N−α,N−ε−ビス(N−α,N−ε−ジガロイルリシニル)リシニル]アミノエチルアミン(TGDK−CH↓2−CH↓2−NH↓2)の新規な製造方法の提供。 |
効果 |
この技術の腸管免疫賦活剤は、パイエル板のM細胞を識別することによって腸管免疫を賦活化することができ、(1)飲むワクチンの基剤、(2)自己免疫病予防・治療ワクチン基剤、(3)アレルギー予防・治療ワクチン基剤、(4)食物アレルギー予防・治療ワクチン基剤、並びに(5)FAP、プリオン病等、自己タンパク質の立体構造変異に起因する疾病の予防・治療用ワクチンの産生基剤として有用である。 |
技術概要 |
いろいろな抗原と容易に反応する官能基を導入した新たなコアー化合物として、2−[N−α,N−ε−ビス(N−α,N−ε−ジガロイルリシニル)リシニル]アミノエチルアミン(TGDK,Mr.1053)を化学合成によって作成し、この化合物を、M細胞識別シグナル分子(McDS,マクドス)と称した場合、このMcDSはethylamino基を有するため、活性エステル架橋法及びチオエーテル架橋法、シフベース架橋法等を介して、すべての抗原に結合させることが可能である。この技術は、これらの知見に基づいて開発されたもので、式1で示される化合物からなる腸管免疫賦活剤を提供する。式1:TGDK−CH↓2−CH↓2−NH−R(式中、TGDK−CH↓2−CH↓2−NH−は、2−[N−α,N−ε−bis(N−α,N−ε−digalloyllysinyl)lysinylaminoethylamino基を示し、Rは、水素原子;ペプチド結合を介して活性エステル基を有する基;ペプチド結合を介してSH基と結合する基等を示す。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【可】
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特許権実施許諾 |
【可】
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