出願番号 |
特願2007-537635 |
出願日 |
2006/9/27 |
出願人 |
国立大学法人 熊本大学 |
公開番号 |
WO2007/037258 |
公開日 |
2007/4/5 |
登録番号 |
特許第5109132号 |
特許権者 |
国立大学法人 熊本大学 |
発明の名称 |
注意欠陥・多動性障害の治療薬 |
技術分野 |
化学・薬品 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
中枢性鎮咳薬、咳嗽反射抑制物質、頻尿・尿失禁の予防・治療組成物 |
目的 |
注意力欠損や運動(多動、衝動性)亢進の症状を特徴とする小児の精神疾患とされる注意欠陥・多動性障害(ADHD)に対する有効な治療薬の提供。 |
効果 |
この技術におけるクロペラスチンに代表されるGタンパク質共役型内向き整流性カリウムイオンチャネル(GIRKチャネル)の活性化電流を抑制する作用を有する化合物は、注意欠陥・多動性障害のモデルの一つと考えられる6−ハイドロキシドパミン処置動物の多動症やメタンフェタミン誘発の多動症を抑制する効果を有し、注意欠陥・多動性障害の治療に有効である。 |
技術概要 |
G蛋白質共役型内向き整流性Kイオン(GIRK)チャネル活性化電流を抑制する薬物は、脳の活動の異常を反映しているADHDも抑制するのではないかと考え、ADHDや多動症のモデルに対するGIRKチャネル活性化電流抑制物質の作用を検討した結果、これらの薬物は、ADHDのモデルの一つと考えられる6−ハイドロキシドパミン処置動物の多動症やメタンフェタミン誘発の多動症を抑制することができた。この技術は、このような知見に基づいて開発されたもので、クロペラスチン、カラミフェン、チペピジン、又はそれらの塩を含有する、注意欠陥・多動性障害の治療薬を提供する。また、この技術は、クロペラスチン、カラミフェン、チペピジン、又はそれらの塩を患者に投与することを含む、注意欠陥・多動性障害の治療方法を提供する。そして、このような注意欠陥・多動性障害の治療薬の製造のための、クロペラスチン、カラミフェン、チペピジン、又はそれらの塩を使用している。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【可】
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特許権実施許諾 |
【可】
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