流体混合器および流体混合方法

開放特許情報番号
L2011002745
開放特許情報登録日
2011/6/17
最新更新日
2012/12/20

基本情報

出願番号 特願2007-325905
出願日 2007/12/18
出願人 国立大学法人 熊本大学
公開番号 特開2008-173631
公開日 2008/7/31
登録番号 特許第5103625号
特許権者 国立大学法人 熊本大学
発明の名称 流体混合器および流体混合方法
技術分野 機械・加工
機能 機械・部品の製造、環境・リサイクル対策
適用製品 マイクロバブル発生器、貯水池やダム等の水質浄化、電子部品の洗浄、加湿や気化熱を利用した冷却
目的 二種以上の流体を混合して微細な流体飛沫群(例えば、マイクロバブル、ナノバブル、ミスト、ドライミスト、エマルジョンなど)または固体の飛翔群を発生させるのに好適な流体混合器および流体混合方法であって、より多量の流体を自動的に吸引して他の流体に混合させることができる流体混合器およびこれを用いた流体混合方法の提供。
効果 この技術の流体混合器によれば、流体吸引管を、管体と同一内径を有するようにしたので、オリフィス下流側の負圧の度合いを大きくすることができると共に、流体吸引管の厚みを2mm以下と薄肉にしたので、流体の吸引に対する抵抗を小さくすることができる。従って、より多量の流体を管体内に吸引させ、加圧された流体と混合させることができる。また、多量の流体を吸引させて混合させることができる。よって、流体を適宜選択することにより水質浄化,洗浄,冷却あるいは消火など多様な応用が可能である。
技術概要
この技術による流体混合器は、長手方向の一端から加圧された流体が供給される管体と、この管体内に配置され、供給された流体の圧力を急激に低下させて下流側に負圧を発生させるオリフィスと、このオリフィスの下流側の管体の内側に設けられ、管体と同一内径を有すると共に厚みが2mm以下であり、多孔質材料または多孔性膜よりなる流体吸引管と、流体吸引管の外側に設けられた流体室とを備える。「多孔性膜」とは、多数の小孔をもつ膜をいい、小孔は例えばエッチングまたはプレス等により穿孔されたものである。この流体混合器によると、多孔質材料または多孔性膜よりなる流体吸引管を通じて、流体が管体内に吸引され、加圧された流体と混合される。その際、流体吸引管が、管体と同一内径を有しているので、オリフィス下流側の負圧の度合いが大きくなると共に、流体吸引管の厚みが2mm以下と薄肉なので、流体の吸引に対する抵抗が小さくなる。よって、より多量の流体が管体内に吸引される。そして、オリフィスの下流側においては、加圧された流体と流体吸引管により自動的に吸引された流体とが混合されて微細な流体飛沫群または固体の飛翔群が発生されている。
実施実績 【無】   
許諾実績 【有】   
特許権譲渡 【可】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

登録者名称 国立大学法人熊本大学

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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