出願番号 |
特願2007-076165 |
出願日 |
2007/3/23 |
出願人 |
国立大学法人 熊本大学 |
公開番号 |
特開2008-231343 |
公開日 |
2008/10/2 |
登録番号 |
特許第5428017号 |
特許権者 |
国立大学法人 熊本大学 |
発明の名称 |
ワクチン剤 |
技術分野 |
化学・薬品、有機材料 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
免疫、感染症、ワクチネーション、エイズ、アジュバント |
目的 |
一分子中に2種類以上の抗原が結合していることを特徴とする抗原(ワクチン剤)であって、多機能性粘膜免疫賦活剤を創製し、粘膜免疫により疾病を予防でき、特に病原体が侵入してきた場所で病原体を迎え撃つ免疫系が常時待ち迎えて、直ちに反応して排斥することを可能とするようなワクチン剤の提供。 |
効果 |
この技術の多機能性粘膜免疫賦活剤(Senju−Hub−Mucosal抗原)においては、2種類以上の異種抗原がポリエチレングリコールを介して共有結合していることにより、1抗原による免疫応答が異種免疫応答に高められ、多くの疾病の予防に有用である。また、種々様々な可能性を有するSenju−Hub−抗原は、異種抗原を共有結合で化学的に一体化することにより、生体の免疫応答を個々の抗原特異的免疫応答から異種抗原の免疫応答としてカスケード反応的に発現・増幅させることができる。 |
技術概要 |
この技術は、ヘキサグリセロール又はペンタエリスリトールの骨格分子の側鎖の水酸基にポリオキシエチレン(ポリエチレングリコール;PEG)がO−エーテル結合を介して結合し、その末端に複数のアミノプロピル基又は活性エステル基を有する化合物を提供する。好ましくは、この化合物は、ヘキサグリセロールオクタ(アミノプロピル)ポリオキシエチレンとヘキサグリセロールオクタ(4−ニトロフェノキシカルボニル)ポリオキシエチレンとを5〜8:1のモル比で混合して反応させることによって得られる化合物である。また、この技術は、このような化合物における複数のアミノプロピル基あるいはアミノエチル基等のアミノアシル基、又は活性エステル基に、2種類以上の抗原が結合しているワクチン剤を提供する。2種類以上の抗原は、好ましくは、腫瘍抗原、病原体抗原、又はアレルゲン抗原から選択される抗原であり、さらに好ましくは、エイズ(HIV)抗原、インフルエンザ抗原、又は花粉症抗原から選択される抗原である。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【可】
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特許権実施許諾 |
【可】
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