出願番号 |
特願2008-046736 |
出願日 |
2008/2/27 |
出願人 |
国立大学法人高知大学 |
公開番号 |
特開2009-201405 |
公開日 |
2009/9/10 |
登録番号 |
特許第5013531号 |
特許権者 |
国立大学法人高知大学 |
発明の名称 |
グルコースの製造方法およびスルホン化活性炭の製造方法 |
技術分野 |
有機材料、食品・バイオ、無機材料 |
機能 |
環境・リサイクル対策、材料・素材の製造、食品・飲料の製造 |
適用製品 |
グルコースの製造方法、ポリグルコースの加水分解、スルホン化活性炭、セルロースの加水分解触媒、バイオマス有効利用技術、産業廃棄物有効利用技術、バイオエタノール |
目的 |
産業廃棄物としての稲藁、ヤシガラ、籾殻、間伐材、木材チップダスト、剪定枝などの主成分はセルロースであり、その有効利用技術が注目されている。セルロースなどを固体触媒により加水分解する技術は知られているが、グルコースの製造技術としては、従来技術の製造効率は十分なものではない。そこで、セルロースなどのポリグルコースからグルコースを効率的に製造する方法、およびこの方法で使用する固体触媒の製造方法を提供する。 |
効果 |
この方法によれば、セルロースなどのポリグルコースからグルコースを効率的に製造することができる。よって、ポリグルコースを主成分とするバイオマスの有効利用を促進でき、産業廃棄物の問題を解決し得る。また、グルコースが得られることから、食糧問題の解決に寄与することができ、さらにこのグルコースからエタノールなどを製造することが可能になることから、エネルギー問題の解決にも寄与し得る。従って、産業廃棄物や食料問題などを解決し得るものとして、産業上極めて有用である。 |
技術概要
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このグルコースの製造方法は、活性炭を濃硫酸または発煙硫酸中で加熱することによりスルホン化活性炭を得る工程;および、ポリグルコースをスルホン化活性炭および水の存在下で加熱することによりポリグルコースを加水分解する工程;を含む。ポリグルコースの加水分解工程前に、スルホン化活性炭を水熱処理することにより、加水分解反応中に副反応を促進するおそれのあるスルホン酸基の遊離を抑制することが好ましい。さらに、ポリグルコースの加水分解工程前に、ポリグルコースを粉砕することが好ましい。結晶性を示さなくなるまでポリグルコースを粉砕することによって、加水分解効率がより一層向上する。活性炭としては、貴金属触媒が担持されているものも好適である。グルコースが得られるのみならず、食品成分や医薬品自体としても用いられるグルコン酸が得られるからである。ポリグルコースの加水分解工程における反応温度としては、140℃以上、230℃以下が好適である。更に、スルホン化活性炭の製造方法が提供される。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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