出願番号 |
特願2007-029320 |
出願日 |
2007/2/8 |
出願人 |
国立大学法人高知大学 |
公開番号 |
特開2008-195749 |
公開日 |
2008/8/28 |
登録番号 |
特許第5130521号 |
特許権者 |
国立大学法人高知大学 |
発明の名称 |
複素多環系フェナジン化合物 |
技術分野 |
有機材料、化学・薬品 |
機能 |
材料・素材の製造、その他 |
適用製品 |
複素多環系フェナジン化合物、複素多環系のフェナジン骨格を有する化合物、複素多環系フェナジン化合物を含む蛍光色素、蛍光発色性を有する化合物、蛍光性染料、蛍光性顔料 |
目的 |
蛍光発色性を有する化合物としては、既に種々の化合物が開発されている。しかし、様々な光吸収特性や蛍光特性を有する有機化合物のさらなるバリエーションが求められている。そこで、特定波長の光に対する吸収特性を有し、且つ高い強度の蛍光を発することができる上に、耐光性に優れ、比較的容易に合成することができる化合物を提供する。 |
効果 |
この複素多環系フェナジン化合物は、優れた吸収特性、蛍光特性、および耐光性を有し、合成も比較的容易である。よって、この複素多環系フェナジン化合物は、蛍光性の染料や顔料に適用できる蛍光色素として産業上極めて有用である。 |
技術概要
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複素多環系のフェナジン骨格を有する化合物、およびこの化合物を含む蛍光色素に関する。この複素多環系フェナジン化合物は、式(I)で表され、その代表的な化合物として、式(Ta)、(Tb)、(Tc)、(Td)、(Te)および(Tf)を挙げることができる(式中、R↑7とR↑8は水素原子、C↓1↓-↓1↓0アルキル基または置換基αを有していてもよいアリール基を示し;R↑1↑0とR↑1↑1は、C↓1↓-↓1↓0アルキル基、カルボキシル基、シアノ基、置換基αを有していてもよいアリール基、もしくは置換基αを有していてもよいヘテロアリール基を示し;Xは−O−基、−S−基または−N(R↑9)−基を示し、ここで、R↑9は水素原子またはC↓1↓-↓1↓0アルキル基を示し;αは特定する置換基を示し;Aはヘテロアリール基を示す)。これ等のフェナジン化合物を含む蛍光色素が提供される。この複素多環系フェナジン化合物は、合成スキーム1に従って製造することができる。式(T)で示される幾つかの複素多環系フェナジン化合物の光吸収特性と蛍光特性の測定結果を表に示す。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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