出願番号 |
特願2010-111263 |
出願日 |
2010/5/13 |
出願人 |
国立大学法人佐賀大学 |
公開番号 |
特開2011-004735 |
公開日 |
2011/1/13 |
登録番号 |
特許第5413847号 |
特許権者 |
国立大学法人佐賀大学 |
発明の名称 |
ピルビン酸低生産酵母の育種方法 |
技術分野 |
食品・バイオ |
機能 |
食品・飲料の製造 |
適用製品 |
よい酸味の感じられる酒類、つわり香、ダイアセチル、オフフレーバー、乳酸菌の汚染 |
目的 |
ピルビン酸を低減するため、従来、発酵期間を長引かせ酵母に資化させる方法が採用されてきたものの、この方法は、発酵期間が長くなるため処理が煩雑であり、また、発酵タンクを回転させることができない等の不都合があることに鑑み、発酵期間を長引かせることなくピルビン酸を低減せしめる酵母の提供。 |
効果 |
ピルビン酸の生産能が低下した酵母及びその育種方法が提供される。発酵期間を長引かせることなく、短期間発酵によりピルビン酸を低減させかつよい酸味をもつ酒類を製造することができる。 |
技術概要
|
この技術では、酵母を、ピルビン酸輸送阻害剤の存在下で培養し、阻害剤に耐性の酵母を分離する、ピルビン酸の生産能が低下した酵母の育種方法とする。酵母としては、例えばサッカロマイセス・セレビシアエが挙げられる。また、使用するピルビン酸輸送阻害剤は、α−シアノ桂皮酸(Ethyl trans−α−cyanocinnamate)であることが好ましい。ピルビン酸の生産能が低下した酵母は、よい酸味の感じられる酒類を製造することができる。さらに、この方法によって分離された、ピルビン酸の生産能が低下した酵母は、よい酸味の感じられる酒類を製造することができる。この性質を持つ酵母は、例えば受託番号がNITE P−761又は受託番号がNITE P−904のものが挙げられる。この酵母を用いてアルコール発酵を行うことができる。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
|
特許権実施許諾 |
【可】
|