出願番号 |
特願2004-381320 |
出願日 |
2004/12/28 |
出願人 |
国立大学法人 琉球大学、沖縄県 |
公開番号 |
特開2006-182747 |
公開日 |
2006/7/13 |
登録番号 |
特許第4753114号 |
特許権者 |
国立大学法人 琉球大学、沖縄県 |
発明の名称 |
抗腫瘍細胞剤、薬学的組成物および診断剤 |
技術分野 |
食品・バイオ |
機能 |
安全・福祉対策 |
適用製品 |
抗腫瘍細胞剤、薬学的組成物および診断剤 |
目的 |
正常細胞には細胞毒性作用を有さず腫瘍細胞にのみ選択的に強い細胞毒性作用を有する抗腫瘍細胞剤、健康食品、腫瘍の診断剤を提供する。 |
効果 |
抗腫瘍細胞剤、健康食品および薬学的組成物に有効成分として含有されるジヒドロニチジンは、臨床における化学療法で現在用いられているカンプトテシン(Camptothecin)と比較しても非常に即効性、腫瘍選択性に優れる。それゆえ、従来の腫瘍に対する化学療法では、副作用が強く長期間にわたる使用には適していなかったが、本発明により副作用の少ない腫瘍の治療または予防が可能となる。 |
技術概要
 |
抗腫瘍細胞剤は、式1で表される12,13−ジヒドロ−2,3−ジメトキシ−12−メチル〔1,3〕ベンゾジオキソロ〔5,6−C〕フェナントリジン(1,3)Benzodioxolo(5,6−c)phenanthridine,12,13−dihydro−2,3−dimethoxy−12−methyl−、ジヒドロニチジンと略称する)化合物を有効成分として含有する。健康食品は、式1で表される化合物を有効成分として含有する。腫瘍を処置するための薬学的組成物は、式1で表される化合物を有効成分として含有する。ジヒドロニチジンを加えた細胞を蛍光顕微鏡で観察したところ、特定の腫瘍細胞において、ジヒドロニチジンの強い蓄積が起こり蛍光が観察されることを見出した。ジヒドロニチジンのこの性質を利用すると、ジヒドロニチジンは腫瘍の診断剤に用いることができる。この抗腫瘍細胞剤、健康食品、および診断剤において、腫瘍は肺癌細胞、大腸癌細胞、膵臓癌細胞、類上皮腫細胞、胃癌細胞、または乳癌細胞であることが好ましく、肺胞上皮癌(腺癌)細胞であることがより好ましい。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【可】
|
特許権実施許諾 |
【可】
|