無電解Niめっき廃液中のNiの回収方法と低品位炭のガス化方法

開放特許情報番号
L2011001248
開放特許情報登録日
2011/3/4
最新更新日
2013/1/21

基本情報

出願番号 特願2007-094554
出願日 2007/3/30
出願人 国立大学法人群馬大学
公開番号 特開2008-248363
公開日 2008/10/16
登録番号 特許第5124771号
特許権者 国立大学法人群馬大学
発明の名称 無電解Niめっき廃液中のNiの回収方法と低品位炭のガス化方法
技術分野 化学・薬品、金属材料
機能 材料・素材の製造、環境・リサイクル対策、表面処理
適用製品 無電解Niめっき廃液中のNiの回収システムと低品位炭のガス化システム
目的 無電解Niめっき(ENP)廃液からNiを有効な再利用が可能な形態で回収でき、さらに、各種の有用な用途をもつNi担持炭を安価に、Niを再利用する形態で得ることができるENP廃液中のNiの回収方法と低品位炭のガス化方法を提供する。
効果 低品位炭を利用してENP廃液よりNiを回収するので、ENP廃液からNi担持炭としてNiを簡便に回収することができる。また、ENP廃液を利用して、安価に、かつNiを再利用する形態でNi担持炭を得ることができる。
技術概要
無電解Niめっき廃液に塩基性水溶液を添加し、塩基性のNi担持液を調製する工程(A)と、このNi担持液と低品位炭粒子とを混合し、これによりNi担持液中のNiを低品位炭粒子に担持させ、Ni担持炭としてNiを回収する工程(B)とを含む、無電解Niめっき廃液中のNiの回収方法である。この回収方法では、塩基性水溶液がアンモニア水溶液であり、さらに、塩基性水溶液が豚尿であることが好ましい。また、工程(A)において、無電解Niめっき廃液からNi含有塩を濾過分離し、この濾過分離したNi含有塩を含むNi分離液を調製し、このNi分離液に塩基性水溶液を添加してNi担持液を得る、無電解Niめっき廃液中のNiの回収方法である。このNi分離液は、たとえば、水酸化ナトリウム等の強塩基を用いてNi(OH)↓2を廃液から濾別する方法や、あるいは廃液を濃縮した後、塩酸、アンモニア等を用いて複数回の濾過処理を行う方法などにより調製することができる。また、この方法により回収されたNi担持炭を熱分解してガス化する、低品位炭のガス化方法である。図1は試料のガス化時間と炭素転化率との関係を示したグラフである。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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