含ケイ素蛍光化合物および該化合物を用いた蛍光標識剤

開放特許情報番号
L2011001245
開放特許情報登録日
2011/3/4
最新更新日
2012/7/27

基本情報

出願番号 特願2007-075414
出願日 2007/3/22
出願人 国立大学法人群馬大学
公開番号 特開2008-115353
公開日 2008/5/22
登録番号 特許第4945760号
特許権者 国立大学法人群馬大学
発明の名称 含ケイ素蛍光化合物および該化合物を用いた蛍光標識剤
技術分野 有機材料、化学・薬品
機能 検査・検出、安全・福祉対策
適用製品 含ケイ素蛍光化合物および該化合物を用いた蛍光標識剤
目的 蛍光性有機化合物の吸収波長、蛍光波長を長波長化し、さらに蛍光量子収率を増大させるとともに、生体関連分子などとの反応性も有する官能基を結合させた、新規蛍光性物質を提供する。
効果 従来のピレン化合物に比べ吸収波長および蛍光波長の長波長化、ならびに高い蛍光量子収率を示し、さらに反応性の基を有することによってカルボキシル基、水酸基などを持つ生体関連物質に容易に導入可能といった特徴を有する。したがって、高感度で取り扱いの容易な、アミノ酸、脂質、核酸など、様々な生体成分を蛍光標識化するための試薬として使用できる。
技術概要
蛍光特性に優れ、かつ、コレステロールや核酸などの目的物質を蛍光標識するのに適している化合物は式(I)で表される。式(I)において、mは1、2または3であり、Xは、ハロゲン、または窒素原子もしくは酸素原子を含む反応性の置換基を示す。mが1である化合物である。Xは−Cl、−NH(CH↓2)↓nNH↓2(nは2〜6の整数を示す)、−NH↓2、−OH、または式(II)の置換基である。この化合物を含む蛍光標識剤である。この化合物と目的物質を反応させることを含む、蛍光標識された物質の製造方法である。目的物質はコレステロール又は核酸である。式(IV)で表される置換基が導入された標識核酸である。式中、mは1、2または3である。この標識核酸を用いる、遺伝子の検出方法である。式(III)で表される化合物を含むコレステロール検出試薬である。この標識核酸は、遺伝子の簡便な検出法、あるいは遺伝子中の一塩基多型(SNPs)検出法に使用でき、遺伝病の診断、病原性微生物の遺伝子解析に基づく検出・同定や、近年増々重要度を増しつつ有るヒト遺伝子発現の網羅的解析などに利用できる。
イメージ図
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

導入メリット 【 】
改善効果1 この標識核酸は、遺伝子の簡便な検出法、あるいは遺伝子中の一塩基多型(SNPs)検出法に使用でき、遺伝病の診断、病原性微生物の遺伝子解析に基づく検出・同定や、近年増々重要度を増しつつ有るヒト遺伝子発現の網羅的解析などに利用できる。
改善効果2 この新規蛍光標識コレステロール誘導体は、コレステロールの検出試薬として使用できる。

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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