レトロウイルス産生用ベクター

開放特許情報番号
L2011001244
開放特許情報登録日
2011/3/4
最新更新日
2012/1/6

基本情報

出願番号 特願2007-075377
出願日 2007/3/22
出願人 国立大学法人群馬大学
公開番号 特開2008-228685
公開日 2008/10/2
登録番号 特許第4867012号
特許権者 国立大学法人群馬大学
発明の名称 レトロウイルス産生用ベクター
技術分野 食品・バイオ
機能 検査・検出
適用製品 レトロウイルス産生用ベクター
目的 レトロウイルスベクターをゲノムDNAに挿入することで遺伝子の機能を不活性化すると共に、そのベクターの性質を利用してベクターが挿入された遺伝子を簡便に同定できるようにする。
効果 このベクターでは、ピューロマイシン耐性遺伝子はプロモーターを有していないため、目的細胞内で発現している遺伝子のみを解析することができる。そして、レトロウイルスベクターを用いることにより、挿入部位の遺伝子がその変異形質の原因であるか、迅速簡便に確認することが可能である。更にベクター内部の配列を用いることにより、容易に挿入部位を同定できる。
技術概要
(1)一対のloxP配列、並びにloxP配列にはさまれた、プロモーターを有さず、3’側にポリA付加シグナルが付加されたピューロマイシン耐性遺伝子、および、ピューロマイシン耐性遺伝子の下流に位置する、プロモーターを有し、3’側にポリA付加シグナルが付加された、β−ガラクトシダーゼとネオマイシン耐性タンパク質との融合タンパク質をコードする遺伝子を有するレトロウイルス産生用ベクターである。(2)ピューロマイシン耐性遺伝子の前にスプライスアクセプター部位−IRESが付加された、(1)のベクターである。(3)(1)または(2)のベクターを細胞に導入するステップ、ベクターが導入された細胞から表現型が変化した細胞を選択するステップ、及び表現型が変化した細胞において染色体上のベクターの挿入位置に存在する遺伝子を同定するステップ、を含む、表現型に関与する遺伝子の同定方法である。ベクターとそれが導入される前後の染色体上の遺伝子の模式図を示す。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

導入メリット 【 】
改善効果1 このベクターはレトロウイルスベクターであるため、培養細胞のゲノムに効率よく挿入される。更に両端にloxP配列を持つため、変異細胞にCre recombinaseを一過性に発現させることで、このベクターをゲノムから切り出して排除することが可能であり、その結果、変異細胞の形質を復帰させることが非常に容易に行える。更に、ベクター内部の配列を利用してRT−PCRやinverse PCRを行うことにより、挿入された部位の同定を容易に行うことが出来る。

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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