出願番号 |
特願2005-272375 |
出願日 |
2005/9/20 |
出願人 |
国立大学法人群馬大学 |
公開番号 |
特開2007-084615 |
公開日 |
2007/4/5 |
登録番号 |
特許第4238370号 |
特許権者 |
国立大学法人群馬大学 |
発明の名称 |
カードランからなる液晶ゲルの製造方法 |
技術分野 |
金属材料 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
カードランからなる液晶ゲル |
目的 |
カードラン分子自体がゲル化機能と液晶形成機能を併せ持つカードランからなる液晶ゲルの製造方法、人体に害を及ぼさず、生分解性を有するカードランからなる液晶ゲルの製造方法、光学的に複屈折率の勾配を有するカードランからなる液晶ゲルの製造方法、複屈折率、透明性及びゲル強度を制御し得るカードランからなる液晶ゲルの製造方法を提供する。 |
効果 |
チューブ内に生成された円柱状液晶ゲルをチューブとともに或いはチューブから取出してDMSO又はDMSOを含む溶液に浸漬することで、液晶ゲルの光学的物性及びゲル強度が制御される。この液晶ゲルはカードラン分子自体がゲル化機能と液晶形成機能を併せ持つ。 |
技術概要
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アルカリ性水溶液にカードラン又は再生カードランであるパラミロンを溶解して原液を調製する工程と、原液を透析膜のチューブに充填して密封する工程と、チューブに充填密封した原液をCa塩、Mg塩、Sr塩、Ba塩、Cu塩、Fe塩、Mn塩、Cd塩、Co塩、或いはAl塩を含む水溶液中に浸漬して原液を透析することにより、カードラン分子のコンフォメーション変化とCa等によって誘発された架橋を生じさせてチューブ長手方向に垂直な断面で観察したときに中心から放射状に配向しかつ同心円状の多層構造を有する円柱状液晶ゲルをチューブ内に生成する工程と、チューブ内に生成された円柱状液晶ゲルをチューブとともに或いはチューブから取出してジメチルスルホキシド又はジメチルスルホキシドを含む溶液に浸漬する工程とを含むカードランからなる液晶ゲルの製造方法である。得られた円柱状ゲルを長軸方向に垂直に5mmの長さに切断した。図2に切断した後の斜視図を示す。また図2の方向Aから自然光で観察した円柱状ゲルの模式図を図1に示す。図1から明らかなように、自然光の下で同心円状の複数の層が観察され、ゲルは液晶化している。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【可】
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特許権実施許諾 |
【可】
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