出願番号 |
特願2008-539830 |
出願日 |
2007/10/16 |
出願人 |
国立大学法人名古屋大学 |
公開番号 |
WO2008/047802 |
公開日 |
2008/4/24 |
登録番号 |
特許第5218949号 |
特許権者 |
国立大学法人東海国立大学機構 |
発明の名称 |
D−セリンデヒドラターゼ及びその利用 |
技術分野 |
食品・バイオ |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
統合失調症、脳脊髄液、血清、アルツハイマー病 |
目的 |
熟練を要する、時間がかかる、HPLCやキャピラリー電気泳動、GCといった高額な機器を要するなどの、現行のD−セリン定量法における様々な問題を解消する新規なD−セリン定量法、およびこのD−セリン定量法に利用される新規な酵素、それをコードする遺伝子の提供。 |
効果 |
この技術の新規D−セリンデヒドラターゼはD−セリンに対する基質特異性が高い。このような基質特異性に優れた酵素を用いた定量法によれば、試料中に夾雑物質(特にL−セリン)が存在している場合であっても正確にD−セリンを定量することが可能である。また、この定量法によれば、D−セリンに比べてL−セリンの含量がはるかに多い生体試料中のD−セリンの定量など、既存の酵素では到底不可能な条件下でのD−セリンの定量も可能になる。 |
技術概要 |
サッカロマイセス・セレビシエ由来の新規なD−セリンデヒドラターゼは、L−セリンには全く反応せず、基質特異性が極めて高いことが判明した。この特性はこの酵素がD−セリンの定量に非常に有用でありこの酵素によれば、試料中のD−セリン量を正確に定量できるとともに、D−セリンに比べてL−セリンの含量がはるかに多い生体試料中のD−セリンの定量など、既存の酵素では到底不可能な条件下でのD−セリンの定量も可能になる。この技術は、以上の成果・知見に基づくものであり、(a)又は(b)のタンパク質からなるD−セリンデヒドラターゼを提供する。(a)配列番号1で示されるアミノ酸配列を有するタンパク質、(b)配列番号1で示されるアミノ酸配列と相同なアミノ酸配列を有し、D−セリンデヒドラターゼ活性をもつタンパク質。また、この技術は、D−セリンに対する反応性を100%としたときのD−スレオニンに対する反応性が5%以下であるD−セリンデヒドラターゼ、大腸菌を宿主として発現させた組換えタンパク質であることを特徴とするD−セリンデヒドラターゼを提供する。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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