出願番号 |
特願2007-530907 |
出願日 |
2006/2/15 |
出願人 |
国立大学法人名古屋大学 |
公開番号 |
WO2007/020723 |
公開日 |
2007/2/22 |
登録番号 |
特許第4092407号 |
特許権者 |
国立大学法人東海国立大学機構 |
発明の名称 |
記録媒体、記録装置及び記録媒体製造方法 |
技術分野 |
情報・通信 |
機能 |
機械・部品の製造 |
適用製品 |
磁気ディスク、光ディスク、感光性ドラム |
目的 |
潤滑膜に関する自己保持機能(固定性)と自己修復機能(流動性)とを共に高い次元で実現させた記録媒体の提供。 |
効果 |
本技術によれば、機能的表面層を備えた基材の表面層を潤滑膜によって適切に保護することができる。従って、例えば、耐久性の向上した磁気ディスク、光ディスク、感光性ドラム等の記録媒体を提供することができる。 |
技術概要
 |
この技術は、基材と、基材上に形成された記録膜(例えば磁性膜)と、記録膜上に形成された保護膜とを備える記録媒体(例えば磁気ディスク)であって、保護膜上には所定の潤滑剤により形成された潤滑膜が備えられている。その潤滑膜はそれ自体が微視的な凹凸構造を構成している。そして、凹部の潤滑剤の少なくとも一部は凸部への流動が可能な流動性を維持しており、凸部の一部の潤滑剤が物理的に欠失した際には流動性を維持する潤滑剤の一部が凸部に移動することによって欠失部分の少なくとも一部が補填される。このように、記録媒体では保護膜の表面に潤滑膜により構成された微視的な凹凸構造が形成されている。このため、記録用ヘッドに対して凸部のみのピンポイント潤滑(ピンポイント表面保護)が行われる。即ち、凹凸構造によって記録用ヘッドとの接触面積(典型的には凸部の頂上部のみにおいて接触する。)を低減させ、潤滑膜の固定性に悪影響を及ぼす凝着力(メニスカス力)を低減させることができる。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
|
特許権実施許諾 |
【可】
|