生体有機体の生産方法および培養容器

開放特許情報番号
L2011001062
開放特許情報登録日
2011/2/25
最新更新日
2020/10/21

基本情報

出願番号 特願2007-512799
出願日 2006/3/29
出願人 国立大学法人名古屋大学
公開番号 WO2006/106748
公開日 2006/10/12
登録番号 特許第4639340号
特許権者 国立大学法人東海国立大学機構
発明の名称 生体有機体の生産方法および培養容器
技術分野 食品・バイオ
機能 安全・福祉対策
適用製品 再生医療、ティッシュエンジニアリング技術
目的 簡便に、好ましくは迅速に、所望する性状の生体有機体(細胞、細胞塊、分化後の組織、等)を培養し得る培養容器の提供。
効果 本技術によれば、目的とする組織や器官に分化(組織化)する機能を維持した状態で細胞(特にES細胞その他の幹細胞)及び細胞塊(組織化した胚様体を含む)を好適に培養することができる。従って、生体有機体生産方法及び培養用容器は、医療産業上、高い利用価値を有する。
技術概要
この技術では、所定の基材に形成された撥水性表面上に所望する組成(例えば生理食塩水のような緩衝液、pH7付近の培養液)の液滴を配置する。液滴を配置する表面が撥水性表面(即ち超撥水性表面)であるため、その液滴はほぼ球形状の形態を維持することができる。そして、その球形状の液滴中で目的の生体有機体を培養する。これにより、担体を使用することなく所望する形態(例えば分化後の形態)、機能、フェノタイプ等を維持した生体有機体を培養及び生産することができる。また、使用する液滴の数を増やすことにより、単純な構成で大量で且つ同一性状の生体有機体を生産することができる。好ましくは、液滴の真下部分にガスが供給可能な状態として液滴中で培養を行う。ガス交換が行われ易い環境下に配置されたほぼ球形状の液滴を培養の場とすることにより、例えば種々の幹細胞(胚性幹細胞(ES細胞)、間葉系幹細胞(MSC)、造血幹細胞、肝幹細胞その他種々の体性幹細胞)の増殖、分化を促進することができる。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
Copyright © 2020 INPIT