出願番号 |
特願2005-242956 |
出願日 |
2005/8/24 |
出願人 |
国立大学法人名古屋大学 |
公開番号 |
特開2007-057811 |
公開日 |
2007/3/8 |
登録番号 |
特許第4182226号 |
特許権者 |
国立大学法人東海国立大学機構 |
発明の名称 |
剰余系の計算方法及び装置並びにプログラム |
技術分野 |
情報・通信 |
機能 |
制御・ソフトウェア |
適用製品 |
公開鍵暗号システム、ネットワーク、セキュリティ強化 |
目的 |
ネットワーク上で送受信されるデータのセキュリティを確保するために用いられている、データを暗号化・復号化するRSA(Rivest−Shamir−Adleman)等の公開鍵暗号システムにおいて、暗号化と復号化のために剰余系指数演算を行うに当り、剰余系における乗算剰余算の繰り返し計算をサイクル時間を増すことなく高速化するための計算方法の提供。 |
効果 |
この技術によると、剰余系を新たに定義する領域に変換し、乗数を上位部分と下位部分とに分割した場合に、剰余演算の部分で上位部分、下位部分ともに計算の桁数を減らして並列計算ができるため、計算の高速化を図ることができる。 |
技術概要
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この技術の乗算剰余演算装置は、r進の整数Mを法とする剰余系において(ただし、Mとrとは互いに素)、法M、r進でn桁の変数Y及び変数Xが入力されたときに変数Yを上位(n−m)桁のY↓H及び下位m桁のY↓Lに分割する分割手段と、変数Yを分割した上位(n−m)桁のY↓H、変数X及び法Mで、(X・Y↓H mod M)を計算して出力する第1乗算剰余算器と、変数Yを分割した下位m桁のY↓L、変数X及び法Mで、(X・Y↓L・r↑(−m)mod M)を計算して出力する第2乗算剰余算器と、第1乗算剰余算器の出力及び第2乗算剰余算器の出力を加算し、その加算結果を出力する加算器と、を備える。この乗算剰余演算装置によれば、第1乗算剰余算器において実行される上位(n−m)桁の計算と、第2乗算剰余算器において実行されるm桁の計算とが並列計算される。そして、変数Y↓HとY↓Lとは分割される前の変数Yに比べ、桁数が減っているので、各乗算剰余算器での計算速度は速くなり、計算速度を容易に高速化することができる。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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