出願番号 |
特願2005-117302 |
出願日 |
2005/4/14 |
出願人 |
国立大学法人名古屋大学 |
公開番号 |
特開2006-290842 |
公開日 |
2006/10/26 |
登録番号 |
特許第4929446号 |
特許権者 |
国立大学法人東海国立大学機構 |
発明の名称 |
神経障害の予防又は治療剤 |
技術分野 |
化学・薬品、生活・文化 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
アンチセンスヌクレオチド、神経変性疾患、アルツハイマー病、パーキンソン病、ハンチントン病 |
目的 |
神経細胞死など神経細胞の損傷部位において引き起こされる神経障害を予防又は治療する薬剤であって、損傷を受けて再生する軸索伸長を阻害する反応の一つとして挙げられるグリア性瘢痕の形成を抑制することにより、疾患治癒後などにおける神経障害を予防又は治療できる新たな薬剤の提供。 |
効果 |
この技術によれば、神経細胞死などが生じた神経細胞損傷部位においてケラタン硫酸の合成を阻害又はケラタン硫酸の生理活性を阻害してグリア性瘢痕の形成を阻害又は崩壊させることで神経細胞の軸索伸長及びネットワーク形成を促進でき、また、神経軸索の伸長阻害等による神経障害を予防、治療することができる。 |
技術概要 |
この技術はグリア性瘢痕の形成においてケラタン硫酸が重要な働きがあるとの知見に基づき開発されたもので、ケラタン硫酸の合成阻害作用を有する化合物又はその塩を含有する、神経障害の予防・治療剤を提供する。このような作用を有する化合物は、N−アセチルグルコサミン6−0−硫酸転移酵素の酵素活性阻害作用を有する化合物である。あるいは、配列番号2又は4に記載のアミノ酸配列と同一若しくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するタンパク質又は部分ペプチドの活性を阻害する化合物である。この技術の予防・治療剤が適用される神経障害は、脊髄損傷、脳損傷、脳卒中、頭部損傷、脳梗塞、脳出血、脳虚血、クモ膜下出血、動脈瘤出血、心筋梗塞、低酸素症、無酸素症、及び神経変性疾患から選択される疾患又は事象によって引き起こされる神経障害が挙げられる。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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