植物体栽培装置及び遺伝子組換えトマトにおける目的タンパク質の生産方法

開放特許情報番号
L2011000964
開放特許情報登録日
2011/2/18
最新更新日
2014/12/18

基本情報

出願番号 特願2008-291219
出願日 2008/11/13
出願人 国立大学法人 筑波大学
公開番号 特開2010-115158
公開日 2010/5/27
登録番号 特許第5637343号
特許権者 国立大学法人 筑波大学
発明の名称 遺伝子組換えトマト植物体栽培装置
技術分野 食品・バイオ、機械・加工
機能 食品・飲料の製造、機械・部品の製造、環境・リサイクル対策
適用製品 植物体栽培装置、遺伝子組換えトマト栽培装置、遺伝子組換えトマトにおける目的タンパク質の効率的な生産方法、有用タンパク質の大量生産、導入遺伝子によりコードされるタンパク質の生産、ミラクリン遺伝子組換えトマト
目的 これまで、閉鎖空間内の人工光照射下でトマトを生育させ、果実を収穫する実用的技術が存在しなかった。一方、また、遺伝子組換えトマトにおける目的タンパク質の生産及び蓄積を最適なものとする光環境条件は検討されていなかった。そこで、閉鎖空間型植物体栽培装置及びこの装置を利用した、遺伝子組換えトマトにおける目的タンパク質の効率的な生産方法を提供する。
効果 この植物体栽培装置によれば、閉鎖空間内の人工光照射下で、安定的にトマト等の植物を大量に生産することができる。また、この方法によれば、遺伝子組換えトマトにおいて、導入遺伝子によりコードされる目的タンパク質の蓄積が安定化し、有用タンパク質を大量生産することができる。
技術概要
この植物体栽培装置は、植物体に対する光環境を調節する光環境調節手段と、光環境調節手段からの熱を調節する排気手段と、水耕栽培手段と、室内大気中炭酸ガス濃度調節手段とを備える栽培室を積層構造で複数備える。この植物体栽培装置の水耕栽培手段に対して養液を供給及び回収する養液循環手段をさらに備えることができる。さらに、この栽培装置においては、光環境調節手段を植物体に対して上面及び側面の双方に配置することが好ましい。この植物体栽培装置において栽培する植物体としては、トマト植物体が挙げられ、遺伝子組換えトマト植物体を、明期6〜20時間未満、光合成有効光量子束密度に基づく光強度300〜600μmol/m↑2/s及び炭酸ガス濃度500〜1000ppmの条件下で栽培することを含む、導入遺伝子によりコードされるタンパク質を生産する方法が提供される。この導入遺伝子例としては、ミラクリンをコードする遺伝子が挙げられる。図は、植物体栽培装置の概略構成図と正面図及び側面図(1.植物体栽培装置、2.植物体、3.光環境調節手段、4.排気手段、5.水耕栽培手段、6.栽培室)、トマト果実の品質に及ぼす光環境の影響、トマト果実の総重量に及ぼす光環境の影響を示す。
イメージ図
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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