組換え植物における目的遺伝子産物の高生産方法

開放特許情報番号
L2011000962
開放特許情報登録日
2011/2/18
最新更新日
2013/11/29

基本情報

出願番号 特願2008-282252
出願日 2008/10/31
出願人 国立大学法人 筑波大学
公開番号 特開2010-104339
公開日 2010/5/13
登録番号 特許第5360960号
特許権者 国立大学法人 筑波大学
発明の名称 組換え植物における目的遺伝子産物の高生産方法
技術分野 食品・バイオ
機能 食品・飲料の製造、材料・素材の製造
適用製品 遺伝子産物の組換え生産方法、組換え植物における目的遺伝子産物の高生産方法、ターミネーターを利用した目的の遺伝子産物の植物における高生産方法、ミラクリン遺伝子ターミネーター配列、ミラクリン遺伝子ターミネーター配列を用いた形質転換トマトの作製
目的 近年、遺伝子の高発現化及びタンパク質の高蓄積化に関わる技術の開発が注目を浴びている。そこで、ターミネーターを利用した目的の遺伝子産物の植物における高生産方法を提供する。
効果 ミラクリン遺伝子ターミネーター配列は、植物でのタンパク質等の組換え生産において遺伝子産物の生産量を増加させるために使用することができる。特に植物において、35Sプロモーターを使用した遺伝子発現系はより効率的な組換え生産を行うことができるという点で有用である。例えば、このミラクリン遺伝子ターミネーター配列を用いて形質転換トマトを作製することにより、トマト果実で目的タンパク質を従来よりも高蓄積させることができる。
技術概要
次の(a)〜(c)の何れかのDNAからなるターミネーター、及びこのターミネーターを用いた遺伝子産物の組換え生産方法が提供される;(a)特定の塩基配列からなるDNA;(b)(a)のDNAの塩基配列とは異なる特定の塩基配列からなるDNAの塩基番号1から、塩基番号450〜550の何れかまでの塩基配列からなり、かつ、ノパリン合成酵素遺伝子ターミネーターと比較して、その上流に連結された遺伝子の発現産物量を増加させるターミネーター機能を有するDNA;(c)(a)又は(b)のDNAの塩基配列において1若しくは数個の塩基が欠失、置換若しくは付加された塩基配列からなり、かつ、ノパリン合成酵素遺伝子ターミネーターと比較して、その上流に連結された遺伝子の発現産物量を増加させるターミネーター機能を有するDNA。特に植物において、35Sプロモーターを使用した遺伝子発現系でより効率的な組換え生産させる方法が提供される。図は、9種類の核酸構築物を導入した形質転換トマトの果実におけるGUS活性を示すグラフ、及びミラクリン遺伝子の転写調節領域がその制御下にあるGUS遺伝子の発現産物の量に及ぼす効果を調べるために用いた9種類の核酸構築物の模式図を示す。
イメージ図
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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