出願番号 |
特願2008-066111 |
出願日 |
2008/3/14 |
出願人 |
国立大学法人 筑波大学 |
公開番号 |
特開2009-224482 |
公開日 |
2009/10/1 |
登録番号 |
特許第5229876号 |
特許権者 |
国立大学法人 筑波大学 |
発明の名称 |
高次調波を利用するテラヘルツ帯域電磁波発振装置 |
技術分野 |
化学・薬品、情報・通信、その他 |
機能 |
検査・検出、制御・ソフトウェア、機械・部品の製造 |
適用製品 |
物理化学的な分光測定器、種々の分子、高分子、タンパク質などの同定、精緻なイメージング分野、医療及び診断装置、航空宇宙又は防衛分野、高速度通信等 |
目的 |
この発明は、異方性BSCCO単結晶を利用した固有ジョセフソン接合を用いて、単色的でありコヒーレントの強力且つ連続的な電磁波を生成する実用的なTHz帯域電磁波発振装置を提供する。 |
効果 |
この発明のテラヘルツ帯域電磁波発振装置は、多重積層型固有ジョセフソン接合を有する超伝導体BSCCO構造の単結晶体により形成され、単結晶体から放射される基本波の高次調波を利用するので、特に1乃至5THz周波数帯域の単色的でありコヒーレントの強力且つ連続的な電磁波を生成する実用的なTHz帯電磁波発振装置の提供を可能にした。 |
技術概要
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テラヘルツ帯電磁波(THz)は、現在利用されているギガヘルツ帯域の電磁波と比較して極めて高い透過性を有し、物体を精細に見ることができることから、近い将来、物理化学的な分光測定器、種々の分子、高分子、タンパク質などの同定、精緻なイメージング分野、医療及び診断装置、航空宇宙又は防衛分野、高速度通信等に幅広く利用される広範な応用分野を有する有望な周波数帯域である。しかし、これらの従来のTHz帯発振器は何れも、発振効率にも拘らず、大掛かりな付帯装置を必要とするものであり、実用的ではなかった。この発明のTHz帯域電磁波発振装置は、多重積層型固有ジョセフソン接合を有する超伝導体BSCCO構造の単結晶体により形成され、その単結晶体が発振するテラヘルツ帯域電磁波の基本波の高次調波を利用することを特徴とする。この基本波の周波数は0.648THzであり、高次調波は4次調波であって、2.589THzである。BSCCO素子は、Bi↓2Sr↓2CaCu↓2O↓8または、Bi↓2Sr↓2Ca↓2Cu↓3O↓10などの、ジョセフソン効果を用いるものである。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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