テラヘルツ帯電磁波発振装置及びその製造方法

開放特許情報番号
L2011000929
開放特許情報登録日
2011/2/18
最新更新日
2013/5/21

基本情報

出願番号 特願2007-204489
出願日 2007/8/6
出願人 国立大学法人 筑波大学
公開番号 特開2009-043787
公開日 2009/2/26
登録番号 特許第5229859号
特許権者 国立大学法人 筑波大学
発明の名称 テラヘルツ帯電磁波発振装置及びその製造方法
技術分野 生活・文化、情報・通信、電気・電子
機能 検査・検出、機械・部品の製造、制御・ソフトウェア
適用製品 物理化学的な分光測定器、種々の分子、高分子、タンパク質などの同定、精緻なイメージング分野、医療及び診断装置、航空宇宙又は防衛分野、高速度通信等
目的 この発明は、小型軽量、高効率で連続発振が可能でコヒーレントで周波数可変なTHz領域帯の強度と発振周波数が可変の電磁波発振装置を提供する。
効果 この発明によれば、300x80x1μm↑3の典型的なサイズを有するBSCCO結晶における電磁空洞共振を励起することによって、接合部の、同期及び同相振動を確立し、それによって、遠隔ボロメーターでの測定により、0.6テラヘルツ帯において50nW以上のコヒーレントな連続波の電磁波発生を可能にした。
技術概要
テラヘルツ帯電磁波(THz)は、現在利用されているギガヘルツ帯域の電磁波と比較して極めて高い透過性を有し、物体を精細に見ることができることから、近い将来、物理化学的な分光測定器、種々の分子、高分子、タンパク質などの同定、精緻なイメージング分野、医療及び診断装置、航空宇宙又は防衛分野、高速度通信等に幅広く利用される広範な応用分野を有する有望な周波数帯域である。しかし、これらの従来のTHz帯発振器は何れも、発振効率が数%以下と非常に悪く、大掛かりな付帯装置を必要とし、実用的ではなかった。この発明のTHz帯電磁波発振装置は、多重積層型ジョセフソン接合を有する層状超伝導体BSCCOの単結晶により形成され、電磁空洞共振を励起する。ここで、電磁空洞共振は、ファブリ・ペロー空洞共振であり、外部から磁場を印加する必要がない。また、BSCCOの単結晶は、ティピカル値として300x80x1μm↑3のサイズを有し、0.6テラヘルツ帯域において、強度50nw以上のコヒーレントな連続波の電磁波発振させることを可能としたものである。
イメージ図
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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