出願番号 |
特願2007-534412 |
出願日 |
2006/9/5 |
出願人 |
国立大学法人長岡技術科学大学 |
公開番号 |
WO2007/029667 |
公開日 |
2007/3/15 |
登録番号 |
特許第4862162号 |
特許権者 |
国立大学法人長岡技術科学大学 |
発明の名称 |
カルボニル基に対する水素化用触媒、及びその製造方法、並びに該触媒を使用する不飽和アルコールの製造方法 |
技術分野 |
化学・薬品 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
カルボニル基に対する水素化用触媒、この触媒を使用して製造した不飽和アルコール |
目的 |
簡単な工程で経済的に、高い選択率で不飽和カルボニル化合物を水素化して不飽和アルコールを製造することができるカルボニル基に対する水素化用触媒、及びその効率的な製造方法、並びに水素化用触媒を使用する不飽和アルコールの実用的な製造方法を提供する。 |
効果 |
この水素化触媒は、基本的に酸素を含有するガリウム化合物からなる担体とルテニウムの2成分からなるものであり、製造が簡単で低コストで製造できる。 |
技術概要
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酸素を含有するガリウム化合物担体上に貴金属が担持されたカルボニル基に対する水素化用触媒である。酸素を含有するガリウム化合物はオキシ水酸化ガリウム、酸化ガリウム、リン酸ガリウムから選ぶものである。酸素を含有するガリウム化合物担体上に0.1〜10重量%のルテニウムが担持されている。さらに0.1〜10重量%の白金が担持されている。酸素を含有するガリウム化合物担体を水中に懸濁させ、この懸濁液中に触媒活性成分である貴金属塩の溶液を加える。ついで水溶性還元剤を加えて触媒活性成分を還元し、担体上に触媒活性成分を析出させる水素化用触媒の製造方法である。さらに、担体上に触媒活性成分を析出させた触媒を担体懸濁液の水相から分離し、分離した触媒を乾燥する。水溶性還元剤は、メタノール、エタノール等から選ぶ。この水素化用触媒の存在下に、式(1)で示す不飽和カルボニル化合物を水素化して、式(2)で示す不飽和アルコールを製造する。式中、R↓1、R↓2は、水素原子、脂肪族基、脂環族基、又は芳香族基である。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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