出願番号 |
特願2006-082340 |
出願日 |
2006/3/24 |
出願人 |
国立大学法人長岡技術科学大学 |
公開番号 |
特開2007-254841 |
公開日 |
2007/10/4 |
登録番号 |
特許第4304279号 |
特許権者 |
国立大学法人長岡技術科学大学 |
発明の名称 |
表面に有機物被膜を形成した金属超微粒子の製造方法 |
技術分野 |
電気・電子 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
小型積層セラミックコンデンサー |
目的 |
簡単な工程で外部加熱装置を必要とせずに、高いエネルギー効率で表面に有機物被膜が形成された、大気中でも酸化しにくい金属超微粒子を効率良く製造する方法、及び該方法に使用する安価で簡単な構成の製造装置を提供する。 |
効果 |
耐酸化性に優れた有機物被覆金属超微粒子を、外部加熱装置を必要とせずに高いエネルギー効率で安価に製造することができる。 |
技術概要
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製造装置1は、不活性ガス供給装置2を備えた密閉可能な反応室3内に、有機物を塗布した金属細線4を保持する電極5を配置させ、更に、電極5にコンデンサー6、及び電源7を接続すると共にギャップスイッチ9を具備させる。反応室3には生成した金属超微粒子を回収するためのフイルター8を設置し、反応室3の体積として、1〜10L程度とさせることが好ましい。有機物を塗布した金属細線に、電源7により0.1〜20KVに充電したコンデンサー6から、0.1〜50μsの間パルス電流を通電し、発生した蒸気を不活性気体中で凝結させることによって、平均粒径が5〜100nmで表面に有機物被膜を形成した金属超微粒子を製造させる。金属細線に塗布する有機物は、沸点が400℃以下、常温常圧で液体である炭素数1〜18の脂肪族カルボン酸、炭素数1〜5の脂肪族低級アルコール、3−エチル−3−ヒドロキシメチルオキセタン、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル等とし、オレイン酸、スピンドル油のような鉱物油を用いて、低粘度導電ペースト用として好適な有機物被覆金属超微粒子とさせる事が出来る。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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