表面に有機物被膜を形成した金属超微粒子の製造方法

開放特許情報番号
L2011000840
開放特許情報登録日
2011/2/18
最新更新日
2011/2/18

基本情報

出願番号 特願2006-082340
出願日 2006/3/24
出願人 国立大学法人長岡技術科学大学
公開番号 特開2007-254841
公開日 2007/10/4
登録番号 特許第4304279号
特許権者 国立大学法人長岡技術科学大学
発明の名称 表面に有機物被膜を形成した金属超微粒子の製造方法
技術分野 電気・電子
機能 材料・素材の製造
適用製品 小型積層セラミックコンデンサー
目的 簡単な工程で外部加熱装置を必要とせずに、高いエネルギー効率で表面に有機物被膜が形成された、大気中でも酸化しにくい金属超微粒子を効率良く製造する方法、及び該方法に使用する安価で簡単な構成の製造装置を提供する。
効果 耐酸化性に優れた有機物被覆金属超微粒子を、外部加熱装置を必要とせずに高いエネルギー効率で安価に製造することができる。
技術概要
製造装置1は、不活性ガス供給装置2を備えた密閉可能な反応室3内に、有機物を塗布した金属細線4を保持する電極5を配置させ、更に、電極5にコンデンサー6、及び電源7を接続すると共にギャップスイッチ9を具備させる。反応室3には生成した金属超微粒子を回収するためのフイルター8を設置し、反応室3の体積として、1〜10L程度とさせることが好ましい。有機物を塗布した金属細線に、電源7により0.1〜20KVに充電したコンデンサー6から、0.1〜50μsの間パルス電流を通電し、発生した蒸気を不活性気体中で凝結させることによって、平均粒径が5〜100nmで表面に有機物被膜を形成した金属超微粒子を製造させる。金属細線に塗布する有機物は、沸点が400℃以下、常温常圧で液体である炭素数1〜18の脂肪族カルボン酸、炭素数1〜5の脂肪族低級アルコール、3−エチル−3−ヒドロキシメチルオキセタン、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル等とし、オレイン酸、スピンドル油のような鉱物油を用いて、低粘度導電ペースト用として好適な有機物被覆金属超微粒子とさせる事が出来る。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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