ディフューザ内気体振動制御装置およびそれを用いた振動制御方法

開放特許情報番号
L2011000816
開放特許情報登録日
2011/2/18
最新更新日
2012/7/30

基本情報

出願番号 特願2007-264014
出願日 2007/10/10
出願人 国立大学法人 琉球大学
公開番号 特開2009-092003
公開日 2009/4/30
登録番号 特許第4982775号
特許権者 国立大学法人 琉球大学
発明の名称 ディフューザ内気体振動制御装置およびそれを用いた振動制御方法
技術分野 その他
機能 制御・ソフトウェア、環境・リサイクル対策
適用製品 ディフューザ内気体振動制御装置
目的 ジェットエンジンやタービンなどに用いられ、遷音速の圧縮性流体の速度ヘッドを圧力ヘッドに変換するディフューザ内気体振動制御装置およびそれを用いた振動制御方法を提供する。
効果 極めて小さな制御量(圧電素子の変位で最大1mm程度)で超音速流れのような非常に大きなエネルギーを制御できる。さらに、圧力変動のもっとも大きい位置で圧力を監視しそれを打ち消すように制御するため、極めて効率的に騒音低減システムの構築が可能となる。
技術概要
遷音速の圧縮性流体が通過するディフューザのスロート部11に圧電素子3を設置し、スロート部11の下流に設置した圧力計4、5を用いて圧力変動を検出し、圧力変動に基づいて圧電素子3を駆動させることにより衝撃波を発生あるいは衝撃波を振動させてディフューザ内の気体の振動を制御するディフューザ内気体振動制御装置である。このディフューザ内気体振動制御装置を用いてディフューザ内を流れる気体の振動が原因となる圧力変動や騒音、および、ディフューザ自体の振動を低減する。高速で流れる内部流れのもっとも狭い位置であるスロート部11に圧電素子3を設置し、その変位により大流量が流れる流路内の圧力変動や騒音を低減するものである。流路上面1と流路下面2で囲まれた内部流れの金属製流路で側面は観察のために透明なアクリル板で密閉されている。この流路に対し、圧電素子3をスロート部11に設置してある。この制御装置で用いた圧電素子3は電圧に比例して平板が曲がり先端でもっとも大きな変位を得ることができるアクチュエータで、変位は波線で示すような形状で実現する。この振動制御装置を用いてディフューザ内気体の振動を増幅させてスピーカとして用いる。
イメージ図
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

導入メリット 【 】
改善効果1 振動・騒音低減の手法が確立されれば、逆に任意の振動や音を発生できる可能性があるため、本装置を使うことにより極めて大きな音を作り出すスピーカとして利用できる。
改善効果2 圧力測定用の静圧孔より圧力変動を取り出し、さらに大きな流路のスロートに導くことにより、圧力変動を流体力学的に増幅することも可能となる。

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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