出願番号 |
特願2008-243206 |
出願日 |
2008/9/22 |
出願人 |
独立行政法人物質・材料研究機構 |
公開番号 |
特開2010-070836 |
公開日 |
2010/4/2 |
登録番号 |
特許第5626947号 |
特許権者 |
国立研究開発法人物質・材料研究機構 |
発明の名称 |
大気中プラズマ溶射及び溶線式アーク溶射に使用される合金粒子及び線材 |
技術分野 |
金属材料 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
プラズマ溶射、溶線式アーク溶射 |
目的 |
大気中プラズマ溶射及び溶線式アーク溶射において、溶射皮膜への酸化物の影響をなくすため、改良された合金粒子及び線材の原料の提供。 |
効果 |
本技術によれば、主体となる被膜生成用の元素に対する酸化は、添加元素の酸化とその蒸散により防止されると共に、被膜中に酸化物が混入される事態をも防ぐことができる。 |
技術概要 |
この技術では、溶射雰囲気の高温度下で発揮性の高い酸化物を形成する合金元素を原料に添加し、溶射中にこれらの元素が雰囲気中の酸素と優先的に反応して蒸発することによって、皮膜中の酸素含有量を抑制する。具体的には、添加する元素(酸化蒸散元素)の条件として、1)酸素との親和性が皮膜構成元素よりも高い、2)酸化物の沸点が低く蒸発し易いことが挙げられる。これまでの実験で効果を確認した元素はB,Si,Cである。これら酸化蒸散元素の含有量は0.5≦(B)≦3.0、1.0≦(Si)≦5.0、1.0≦(C)≦2.3とする。下限未満である場合は、酸化蒸散元素による作用が不十分で、緻密な皮膜を得るのが困難になる。また、上限を超えると、炭化物、ホウ化物になり、皮膜は脆くなる欠点が生じる。また、被膜の主要元素としては、大気中プラズマ溶射法による被膜形成平成元素として一般に使用されているFe、Ni、Co、Mo、Cuを用いることが可能である。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
|
特許権実施許諾 |
【可】
|