出願番号 |
特願2007-530993 |
出願日 |
2006/8/14 |
出願人 |
国立研究開発法人物質・材料研究機構 |
公開番号 |
WO2007/020914 |
公開日 |
2007/2/22 |
登録番号 |
特許第5273344号 |
特許権者 |
国立研究開発法人物質・材料研究機構 |
発明の名称 |
冷間加工性に優れた高強度ステンレス鋼線及びその成形品 |
技術分野 |
金属材料 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
オーステナイト系ステンレス鋼線、オーステナイト系ステンレス鋼ねじ、締結部品、軸部品 |
目的 |
できる限りの熱処理不要化を図り、しかも高水準の冷間圧造性と同時に、従来達成されていない高強度を備えたステンレス鋼線を製造し、そしてこの鋼線から高強度で耐食性にも優れた、望ましくは実質的に非磁性の成形品を、トータルコストを安価にて製造すると共に、省エネルギーにより環境改善にも貢献できる冷間加工性に優れた高強度ステンレス鋼線及びその製品の提供。 |
効果 |
焼入・焼戻し処理及び析出硬化熱処理のいずれをも必要とせずに、所望の高強度成形品を製造することができる。冷間加工性に優れ、しかも高強度特性を備えた成形品を、従来設備による従来技術による冷間加工により製造することができる。更に、オーステナイト系ステンレス鋼線の所定条件による冷間伸線において総減面率を限定することにより、マルテンサイト系及び析出硬化系では製造不可能な非磁性乃至微弱磁性が要求される成形品も提供することができる。 |
技術概要
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この技術は、C:0.08質量%以下、Si:0.05〜1.0質量%以下、Mn:0.20〜2.0質量%以下、P:0.045質量%以下、S:0.030質量%以下、Ni:8.0〜11.0質量%、Cr:17.0〜20.0質量%、Cu:1.00〜4.00質量%、そして残部がFe及び不可避不純物からなる化学成分組成を有し、しかも、伸線後固溶化熱処理仕上げ、又は伸線後固溶化熱処理スキンパス仕上げのオーステナイト系ステンレス鋼線を素線として、素線に対する総減面率Rが15〜80%の範囲内の冷間伸線加工が施されたことを特徴とする、冷間加工性に優れた高強度オーステナイト系ステンレス鋼線である。更に引張強さが650超え〜1500MPaの範囲内にあり、且つ絞りが65〜90%の範囲内にある機械的性質を有することを特徴とする、冷間加工性に優れた高強度オーステナイト系ステンレス鋼線である。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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