出願番号 |
特願2008-548182 |
出願日 |
2007/9/14 |
出願人 |
国立研究開発法人物質・材料研究機構 |
公開番号 |
WO2008/068942 |
公開日 |
2008/6/12 |
登録番号 |
特許第5159634号 |
特許権者 |
国立研究開発法人物質・材料研究機構 |
発明の名称 |
ウォームスプレーコーティング方法とその粒子 |
技術分野 |
その他 |
機能 |
表面処理 |
適用製品 |
ウォームスプレーコーティング粒子 |
目的 |
機能性に実質的な変化を生じさせることなく機能性の物質粒子を被処理物表面に付着させること、特にウォームスプレー法によって実現可能とすることとともに、粒子粒径の制約を超えて、実現的に空隙のない緻密な層をウォームスプレー法によって実現可能とする新しい技術手段を提供する。 |
効果 |
ウォームスプレー法によれば、その最小限度の限界を超えてサブミクロン以下の微小粒子も被処理物に吹き付け付着させることができる。また、糊剤は飛翔中に昇華又は気化されてしまうので、従来のように接着剤により微小粒子が覆われてしまいその機能を発現できなくなるようなことがない。さらには、微小粒子状の結晶体を変質させることなく付着させることができ、被処理物表面において、それがもつ機能を最大限に発揮できる。顕著に緻密な層(皮膜)が形成される。 |
技術概要
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粒子を加熱し、超音速で被処理物に吹き付け付着させるウォームスプレーコーティング方法は、粒子がこれよりも粒径の小さい微小粒子の集合体であって、その相転移温度未満の温度に加熱して超音速で被処理物に吹き付ける。粒子は、微小粒子を有機化合物からなる糊剤により相互に集合固化されたものであり、吹き付け時の加熱温度がこの糊剤の昇華又は気化温度以上である。微小粒子は、酸化物結晶体である。粒子を融点未満で加熱し、超音速で被処理物表面に吹付けて付着するウォームスプレーコーティング方法は、粒子として標準粒子とそれよりも大きい粒径と添加粒子を用い、関係式:K=A×(B/C)×Dで求めたK値が1以上2以下であるように混合されてなる。式中、Aは、添加粒子の含有質量%、Bは標準粒子の中心粒子径(μm)、Cは添加粒子の中心粒子径(μm)、Dは添加粒子の(最大粒子径−最小粒子径)/10(μm)である。標準粒子と添加粒子とは共に同種の金属粒子である。標準粒子と添加粒子は、その少くとも一方が、各々の粒子径よりも小さい微小粒子の集合体である。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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