出願番号 |
特願2007-092494 |
出願日 |
2007/3/30 |
出願人 |
公立大学法人首都大学東京 |
公開番号 |
特開2008-245593 |
公開日 |
2008/10/16 |
登録番号 |
特許第5160123号 |
特許権者 |
東京都公立大学法人 |
発明の名称 |
微生物の同定評価方法 |
技術分野 |
食品・バイオ |
機能 |
検査・検出、安全・福祉対策 |
適用製品 |
微生物の同定評価方法、誘電泳動を用いた微生物同定評価方法、菌・細菌あるいはウイルス等の微生物の検出・同定 |
目的 |
バイオテクノロジー分野の研究や食品業界などの業務などにおいて、菌の検出は必須の基本的な技術である。菌の検出法として、培養法では、培養時間が必然的にかかるので菌の検出までに長時間を要し、即時的なモニタリングには適さない。一方、誘電泳動により菌を検出する方法は、菌の検出感度が低く、さらに高い精度で、菌などの微生物を同定し、また代謝活性などを評価する方法が求められている。そこで、誘電泳動により菌を検出する方法について、高い精度で菌などの微生物を同定し、代謝活性などを評価できる微生物の同定評価方法を提供する。 |
効果 |
この微生物の同定評価方法は、画像解析により得られる誘電泳動時の菌の移動挙動から、微生物の同定あるいは微生物の評価を行うものであり、高い精度で菌などの微生物を同定し、代謝活性などを評価することができる。この方法は、菌、細菌あるいはウイルスなどの微生物を検出し、同定し、代謝活性を評価する方法に適用できる。 |
技術概要
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この微生物同定評価方法は、一対の電極が設けられた試料基板に測定対象となる微生物を含有する試料液を供給し、電極間に所定の電圧を印加して微生物を誘電泳動させ、誘電泳動により移動する微生物を撮像装置で撮影して動画を取得し、動画の画像解析処理により、個々の微生物の移動挙動を調べ、移動挙動から微生物の同定あるいは微生物の評価を行う。この方法は、従来方法の誘電泳動時のインピーダンスなどの電気計測を行う手法に、マイクロ粒子画像速度計測という画像解析方法を適用するので、低密度の細菌群においても泳動状態を直接的に把握でき、従来手法に比べ大幅な検出感度の向上が見込まれる。好適には、微生物の移動挙動として、微生物の移動速度あるいは移動の方向を測定する。また、動画取得工程においては、好ましくは、共焦点レンズを含む光学系により照明光を微生物に対して照射し撮影する。図は、微生物の同定評価方法を実施するための測定装置の模式構成図(10;試料基板、12;電極、16;試料液供給源、21;レンズ、25:撮像装置、30;コンピュータ)、試料基板の構成、一対の電極のレイアウト、および画像解析ソフトにおいて調べる微生物の移動挙動を示す模式図である。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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