出願番号 |
特願2006-194406 |
出願日 |
2006/7/14 |
出願人 |
公立大学法人首都大学東京 |
公開番号 |
特開2008-018392 |
公開日 |
2008/1/31 |
登録番号 |
特許第5120997号 |
特許権者 |
東京都公立大学法人 |
発明の名称 |
菌濃縮殺菌装置 |
技術分野 |
電気・電子、化学・薬品、食品・バイオ |
機能 |
安全・福祉対策、機械・部品の製造、食品・飲料の製造 |
適用製品 |
殺菌装置 |
目的 |
この発明は、流体中の病原菌を集めてその濃度を高め、それを物理的に破壊して殺菌する菌濃縮殺菌装置を提供する。 |
効果 |
この発明の菌濃縮殺菌装置および方法によれば、流体中に散在している病原菌を誘電泳動を利用して集め(菌濃縮し)、集めた病原菌に対し電界の印加やラジカルの散布等の物理的破壊措置を講ずるようにしたので、少ないエネルギーで効率よく殺菌することが出来るようになる。また、電界印加のためにパルス電圧を使用する場合でも、放電ギャップを微小にすれば低電圧のパルスで済むので、パルス放電の音は小さく、耳障りな騒音を周辺に撒き散らすこともない。 |
技術概要
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流体中の病原菌を殺菌する方法としては、大きく分けて薬剤殺菌と非薬剤殺菌とがある。薬剤によらない殺菌は、加熱殺菌と非加熱殺菌とに分けることが出来る。非加熱殺菌法の中に高圧パルス法によるものがあるが、高電圧を要するという事情や印加パルス数を多くしなければならないという事情があるため、どうしても所要電力が多くなり、殺菌効率が悪くなるという問題点があった。この発明の菌濃縮殺菌装置は、絶縁部材の基盤と、その同一平面上に間隔を置いて配設された第1,第2の電極と、該第1,第2の電極とギャップを隔てて配設された第3の電極を内側に具えると共にギャップを菌混入流体の流路として形成する断面U字型の流路形成体と、第1,第2の電極間に接続され、菌混入流体の菌に誘電泳動を生ぜしめるための交流電源と、第1,第2の電極間における菌濃縮の濃度が所定値に達したことを検知して菌濃縮検知信号を発する菌濃縮検知部と、検知信号が発された時より第3の電極と第1,第2の電極との間に印加され、菌混入流体中の菌を物理的に破壊する電界を生ぜしめるパルス電源とを具えるという構成としたものである。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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