出願番号 |
特願2009-116379 |
出願日 |
2009/5/13 |
出願人 |
国立大学法人東北大学 |
公開番号 |
特開2010-263809 |
公開日 |
2010/11/25 |
登録番号 |
特許第5590540号 |
特許権者 |
国立大学法人東北大学 |
発明の名称 |
ポジトロン標識タンパク質の合成方法 |
技術分野 |
電気・電子、化学・薬品、有機材料 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
薬剤の体内動態の評価、心臓や脳などのはたらき、断層画像、病気の原因や状態 |
目的 |
原料のタンパク質と標識タンパク質との分離が困難であることから比放射能が低くなることがあること、標識タンパク質に化合物が結合するため元のタンパク質とは異なる物質となり、活性を失ったり、体内の挙動が変化する可能性があることに鑑み、比放射能の低下や、タンパク質の活性・構造変化をもたらすことのない、新規なタンパク質ポジトロン標識法を確立することの実現。 |
効果 |
この方法では合成溶液中のアミノ酸群から標識アミノ酸に対応したアミノ酸を除いた溶液を用いることで簡便にポジトロン標識タンパク質を合成できる。これにより合成タンパク質には標識アミノ酸が必ず含まれることになり、高比放射能となることが期待できる。また、タンパク質の構造を維持や活性を維持したままポジトロン標識ができる。さらに、系の自由度が高く、他の精製、分析手段と合わせて、臨床現場でポジトロン標識試薬を簡便に自動合成できるシステムとして構築できる。 |
技術概要
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この技術は、ポジトロン標識アミノ酸又はその誘導体を用いて、無細胞タンパク質合成系により、ポジトロン標識タンパク質を合成する方法であって、無細胞タンパク質合成系が、細胞から抽出精製されたタンパク質合成に関与する因子によって再構成された系である方法とする。標識に用いるポジトロン核種としては、例えば、↑(11)C、又は↑(18)Fを挙げることができる。また、ポジトロン標識アミノ酸又はその誘導体としては、例えば、[↑(11)C]メチオニン、[↑(11)C]メチオニン誘導体、[↑(18)F]フロロエチオニン、[↑(18)F]プロリン、又は[↑(18)F]プロリン誘導体を挙げることができる。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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