コリンエステラーゼ活性測定用試薬

開放特許情報番号
L2010006457
開放特許情報登録日
2010/12/24
最新更新日
2016/12/23

基本情報

出願番号 特願2010-514739
出願日 2009/3/3
出願人 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構
公開番号 WO2010/100720
公開日 2010/9/10
登録番号 特許第5422821号
特許権者 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構
発明の名称 コリンエステラーゼ活性測定用試薬
技術分野 食品・バイオ
機能 検査・検出、安全・福祉対策
適用製品 肝機能、抗コリンエステラーゼ剤使用時の体調、有機リン中毒、ネフローゼ症候群、甲状腺機能亢進症等の診断・治療
目的 アセチルコリンエステラーゼ及びブチリルコリンエステラーゼを含むコリンエステラーゼ類、特にアセチルコリンエステラーゼ活性の特異的な測定を可能とする、試薬として有用な新規化合物及びその製造方法の提供。
効果 本技術によれば、加水分解されるとチオール基を生じるため、Ellman法によりコリンエステラーゼ類の活性測定に特に有利に使用することができる。従って、測定操作や試料の取扱いが煩雑な上、不測の危険を防止するため設備コストのかかる放射線取扱い許可施設内でしか実施ができなかった放射性物質を使用する必要が無く、利便性、安全性及び経済性の面で優れる。
技術概要
本技術の化合物は、一般式(1)〜(4)のいずれかで表されるN−アルキルピペリジンメタンチオールエステル誘導体またはその塩である。式中、R↑1はCOR↑(1’)で表されるアシル基(R↑(1’)は炭素原子数1〜4のアルキル基を示す)を示し、R↑2、R↑3及びR↑4は水素又は炭素原子数1又は2のアルキル基を示す。R↑2〜R↑4は、↑(14)C等の放射性元素を含むアルキル基であってもよい。本技術は、放射性元素を用いなくてもコリンエステラーゼの活性を測定できるという利点があるが、放射能標識した化合物を用いてもコリンエステラーゼの活性を測定できる。又、式(3)及び(4)の化合物のピペリジン環上の3位の炭素原子の立体は、S,R,あるいはラセミ体であってもよい。R↑1のアシル基としては、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基又はバレリル基が挙げられ、特にアセチル基であることが好ましい。また、R↑2、R↑3及びR↑4は、メチル基であることが好ましい。
実施実績 【有】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
Copyright © 2020 INPIT