出願番号 |
特願2010-049821 |
出願日 |
2010/3/5 |
出願人 |
名古屋市 |
公開番号 |
特開2010-235437 |
公開日 |
2010/10/21 |
登録番号 |
特許第5568726号 |
特許権者 |
名古屋市 |
発明の名称 |
酸化チタン/層状複水酸化物複合体及びその製造方法 |
技術分野 |
金属材料 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
酸化チタン/層状複水酸化物複合体 |
目的 |
親水性物質の吸着能力に優れた酸化チタン/層状複水酸化物複合体の提供。 |
効果 |
この技術の酸化チタンが層間に挿入された酸化チタン/層状複水酸化物複合体は、層間距離が広がり、多孔性が大きくなり、このため比表面積も増大して、吸着量が増大する。しかも、層間内部の細孔表面は親水性であるため、親水性物質が容易に侵入することができ、親水性物質の吸着量が大きなものとなる。 |
技術概要 |
この技術では、酸化チタン/層状複水酸化物複合体は、層状複水酸化物の層間に酸化チタンが挿入されているものとする。層状複水酸化物(Layered Double Hydroxide)とは、[M↑(2+)↓(1−x)M↑(3+)↓x(OH)↓2][A↑(n−)↓(x/n)・yH↓2O]のように表される不定比化合物をいう。ここで,M↑(2+)はMg,Mn,Fe,Co,Ni,Cu,Znなどの二価金属イオンを示し、M↑(3+)はAl,Cr,Fe,Co,Inなどの三価金属イオンを示し、Aはn価のアニオンを示す。左側括弧部分は、層状構造の骨格をなす部分であり、二価金属イオンの一部を三価金属イオンが置換(固溶)することによって正電荷を有しており、その電荷を補うために中間層へ陰イオンを取り込んで電気的中性を保つ構造となっている。また、中間層の残りの空間は親水性が高いため、通常、乾燥条件に応じた量の水分子を含んでいる。この中間層の陰イオンはCl↑−,NO↓3↑−,CO↓3↑(2−),カルボン酸などのn価の陰イオンであり、アニオン交換が可能とされている。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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