出願番号 |
特願2007-032227 |
出願日 |
2007/2/13 |
出願人 |
国立大学法人富山大学 |
公開番号 |
特開2008-194220 |
公開日 |
2008/8/28 |
登録番号 |
特許第5066712号 |
特許権者 |
国立大学法人富山大学 |
発明の名称 |
手術用クリップ |
技術分野 |
生活・文化 |
機能 |
機械・部品の製造、安全・福祉対策 |
適用製品 |
手術用クリップ |
目的 |
口唇の裏側など、隠れた部位の患部を手術する際に、人手を介さずに、患部を露出させた状態で固定する。 |
効果 |
患部を環状の押さえ部で囲むようにして挟み込むことで、以後人手を介さず患部を露出させた状態で固定し続けることができる。その結果、一人でも容易に治療作業を行うことができ、また、手術時間を短縮し、安全性・確実性も向上できる。さらに、患部の周囲を環状の押さえ部が押圧することで患部が虚血状態となり、手術時の出血量を減少できる。その結果、確実な手術を行うことができ、再発率の低下にもつながる。 |
技術概要
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一対の挟持部材1a、1bと、挟持部材同士を枢着する支軸5と、一方の挟持部材1aの先部分に設けられる環状の押さえ部2と、他方の挟持部材1bの先部分に押さえ部2と対向して設けられる板状の受け部3と、押さえ部2および受け部3が閉じる方向に挟持部材1a、1bを付勢するバネ部材6と、からなる手術用クリップである。押さえ部2および受け部3が、押さえ部2側に凸となるように湾曲している。押さえ部2および受け部3が、先端に向けて広がる略扇形である。バネ部材6による付勢力を調節するための調節部7を有する。図1に示すのは、この手術用クリップの実施例の斜視図である。また、図2に示すのは三面図であり、(a)が平面図、(b)が正面図、(c)が側面図である。図3に示すのは、このクリップの使用方法の説明図である。患者の下唇Lの裏側に患部Aがある場合を想定する。患部Aを切除する手術を行う際には、開始から終了まで下唇Lを大きく開き、患部Aを露出させた状態で固定しておく。このクリップを用い、環状の押さえ部2が患部Aを囲むようにして下唇Lを挟み込む。このようにすると、下唇Lが外側に大きく開かれ、クリップを把持しなくてもその状態が維持される。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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