オクタエチルポルフィリン誘導体からなる分子機能素子

開放特許情報番号
L2010006083
開放特許情報登録日
2010/11/26
最新更新日
2020/8/12

基本情報

出願番号 特願2007-023834
出願日 2007/2/2
出願人 国立大学法人富山大学
公開番号 特開2008-162993
公開日 2008/7/17
登録番号 特許第5374701号
特許権者 国立大学法人富山大学
発明の名称 オクタエチルポルフィリン誘導体からなる分子機能素子
技術分野 化学・薬品
機能 材料・素材の製造
適用製品 オクタエチルポルフィリン誘導体からなる分子機能素子
目的 合成が容易で分子モーター、分子スイッチなどに利用できる分子機能素子を提供する。
効果 この化合物は、分子モーター機能、酸添加による指示機能、酸を媒介にする分子スイッチなどの機能、還元機能を有する。
技術概要
式1aに示すピリジル−4−イル基を有するオクタエチルポルフィリン誘導体を合成し、その性質を検討した結果、分子長軸に高速回転して構成成分が、酸の添加により回転が止まり、酸を除去することで再び回転することが判った。式1で示すオクタエチルポルフィリン環とピリジン環等の含窒素複素環式基をジアセチレン結合で連結し、その間にジヘキシルビチオフェン(DHBTh)またはジヘキシルビチフラン成分を組み込んだ拡張共役系一次元分子構造を有するオクタエチルポルフィリン誘導体を用いる。pH及び/又は温度を調整する事により、ポルフィリン環部分の回転を制御することができる。そのため、ナノマシンの素材(分子モーター、分子スイッチなど)として利用できる。また、式1bで示す新規なビスジアセチレンチオフェン基を有するオクタエチルポルフィリン誘導体である。式中、Rは、アルキル基;Mは、金属原子、Xは硫黄原子または酸素原子、Yは置換基を有していてもよい含窒素複素環式基、Y↑1は、置換基を有していてもよいピリジン−2−イル、ピリジン−3−イルまたはピリミジン−2−イル基を示す。
イメージ図
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

アピール内容 拡張共役系一次元分子構造を有するオクタエチルポルフィリン誘導体は、製造が容易で、かつ、その分子の移動をpHおよび/または温度で制御することが可能な分子機能素子であり、分子モーターとしての機能は、細胞内で何らかのエネルギーを機械的な動きに変換することで、細胞が変形・移動し、細胞内で様々な高分子の輸送に利用することが出来る。

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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