酸化還元物質の信号増幅検出方法及びその測定装置

開放特許情報番号
L2010006074
開放特許情報登録日
2010/11/26
最新更新日
2020/8/12

基本情報

出願番号 特願2006-193430
出願日 2006/7/13
出願人 国立大学法人富山大学
公開番号 特開2008-020373
公開日 2008/1/31
登録番号 特許第5150893号
特許権者 国立大学法人富山大学
発明の名称 酸化還元物質の信号増幅検出方法及びその測定装置
技術分野 電気・電子
機能 検査・検出
適用製品 酸化還元物質の信号増幅検出測定装置
目的 酸化還元物質と導電性材料との間に電子授受させることにより高感度に応答し、測定電位の安定性に優れた酸化還元物質の信号増幅検出方法及びその測定装置を提供する。
効果 ゲート部に金膜等の導電性層を形成したので、液中および気体中に存在する酸化還元物質の電子授受能力の評価や、物質が既知である場合はその濃度を高感度に測定できる。また酸化還元酵素反応を、導電性層と酵素との間接電子移動(電子メディエータを介する)あるいは直接電子移動により観測できる。
技術概要
半導体基板にソース電極部とドレイン電極部とその間にゲート部とを備えた酸化還元物質測定装置は、ゲート部が、半導体基板上に絶縁層と導電性層と測定溶液又は測定ガスの注入部とをその順に有している。ゲート部は、導電性層に酸化還元酵素を固定化してある。測定溶液又は測定ガスの注入部に参照電極を配設してこの参照電極と半導体基板との間にゲート電圧を印加し、注入部に注入した検体によるソース電極とドレイン電極との間の出力変化を測定する。シリコン半導体等のp型半導体基板にn型部21aのソース電極21とn型部22aのドレイン電極22とを設けたnpn型チャンネルになっている。ソース電極21とドレイン電極22との間のゲート部10はp−Siの半導体基板上にSiO↓2膜等の約50nm絶縁第一層13とその上にSi↓3N↓4等の約70nm絶縁第二層12を形成し、さらにその上に金膜等の導電性層を形成してある。金膜はスパックリング方法にて約50nmの薄膜層となっている。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

アピール情報

アピール内容 本発明は、液中あるいは気体中の酸化還元物質の電子供与性あるいは受容性を基準物質と比較する形で定性分析でき、また出力の濃度依存性から高感度定量分析も可能となる。
よって一般的に酸化還元物質検出用センサとなるほか、酸化還元性のガス検出器や生体酸化還元物質の検出、定量に用いられる。
さらには、実施例に示すように、酸化還元酵素と導電性ゲート部との直接電子移動あるいは電子メディエーターを介する間接電子移動を利用するバイオセンサやバイオエレクトロニクス素子に応用できる。

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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