出願番号 |
特願2006-171317 |
出願日 |
2006/6/21 |
出願人 |
国立大学法人富山大学 |
公開番号 |
特開2008-000775 |
公開日 |
2008/1/10 |
登録番号 |
特許第4586166号 |
特許権者 |
国立大学法人富山大学 |
発明の名称 |
羽毛状晶アルミニウム合金鋳塊及びその鋳造方法 |
技術分野 |
金属材料 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
羽毛状晶アルミニウム合金鋳塊 |
目的 |
連続鋳造法による羽毛状晶アルミニウム合金の鋳造方法及び、種結晶を用いた種付け法による羽毛状晶アルミニウム合金の鋳造方法を提供する。更には、そのようにして製造された羽毛状晶鋳塊を提供する。 |
効果 |
連続鋳造方法にて使用する鋳塊の受け型の鋳塊受け面に溝部を形成することで鋳塊に溝部急冷効果による凝固ひずみを形成し、安定した羽毛状発生起点となる。また、例えば受け型の冷却水が当たる側部外周に溝部、冷却孔等を設けること等を手段にして、冷却効果を向上させると高い冷却勾配により鋳塊組織の殆どが羽毛状晶からなる鋳塊を連続的にあるいは半連続的に鋳造できる。 |
技術概要
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下に貫通した鋳型の上部に溶湯を投入し、鋳型の下部から出てくる鋳塊に冷却水を噴射し、鋳塊の下端を受け型で受けるアルミニウム合金の鋳塊の連続鋳造方法であって、受け型の鋳塊受け面に溝部を形成することで羽毛状晶発生起点を出現させ、金属組織が羽毛状晶からなる鋳塊を得る。受け型は、冷却用の溝部又は孔部若しくは中空部を設けてある。受け型は、側部外周に沿って溝部を形成し、溝部に受け型側部を貫通する冷却孔を設けてある。アルミニウム合金は、Al−Zn−Mg系合金である。羽毛状晶鋳塊はこの方法で得られた羽毛状晶鋳塊の一部を切断して種結晶として種付け法により得られたものである。半連続装置は外径φ78mm、内径φ50mm、高さ65mmの上下に貫通した黒鉛鋳型1の上部に断熱材からなるヘッダー部(湯だめ部)7を配設してある。ヘッダー部7に注湯した溶湯4は鋳型の上部から下部に向けて流れ込み、受け型10の受け面にて初期冷却凝固し、鋳塊(ビレット)5の側部に設けた水冷ジャケット2から噴射された冷却水2aにて冷却されながら鋳造が進行する。この受け型10の受け面での初期冷却にて羽毛状晶が出現すれば、これが種になりほぼ全羽毛状晶のビレットになる。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【可】
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特許権実施許諾 |
【可】
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