出願番号 |
特願2006-097769 |
出願日 |
2006/3/31 |
出願人 |
国立大学法人富山大学 |
公開番号 |
特開2007-267680 |
公開日 |
2007/10/18 |
登録番号 |
特許第4505651号 |
特許権者 |
国立大学法人富山大学 |
発明の名称 |
酵素活性の測定方法および測定用試薬キット |
技術分野 |
化学・薬品、生活・文化 |
機能 |
材料・素材の製造、検査・検出 |
適用製品 |
酵素活性の測定用試薬キット |
目的 |
唾液などの生物学的試料中に存在する酵素活性をより簡便に測定する手段を提供し、特に、高濃度に酵素活性を含有する試料を希釈することなくそのまま測定する手段(方法、試薬)を提供する。 |
効果 |
ドライ化学系において、競合阻害剤と生産物阻害剤の効果を検証したところ、双方ともsAMYの反応速度の緩和に顕著な効果があることが確認され、この2つの阻害効果を併用すれば、酵素活性分析における分析範囲の拡大と低コスト化を両立できる。 |
技術概要
 |
基質である修飾オリゴ糖、この基質と拮抗して競合的に作用する競合阻害剤であるオリゴ糖、及びアミラーゼによって産生される反応生成物の生成阻害剤である単糖もしくはオリゴ糖を少なくとも反応系に含み、競合阻害剤の基質に対するモル比が1/10〜1、生成阻害剤の基質に対するモル比が1/5〜1で支持体に担持されている、唾液中のアミラーゼ活性測定方法である。競合阻害剤と生成阻害剤の添加によって、アミラーゼ活性の測定範囲もしくはリニアリティーが改善される方法であり、この方法では、競合阻害剤の基質に対するモル比が1/10〜1/2であり、生成阻害剤の基質に対するモル比が1/5〜1/2である。さらに、この方法に使用する基質、競合阻害剤及び生成阻害剤が少なくとも含まれるアミラーゼ活性測定用試薬キットである。測定は、唾液回収ペーパーと反応試験紙で構成される図1の装置で行う。図中、1は唾液採取用紙、2は試験紙、3はスプリング、4はスリーブ、5はレバー、6は光学機器である。図2は競合阻害剤の効果を示す。図3は生産物阻害剤の効果を示す。図4は競合阻害剤と生産物阻害剤の併用の効果を示す。 |
イメージ図 |
|
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
|
特許権実施許諾 |
【可】
|