出願番号 |
特願2006-042850 |
出願日 |
2006/2/20 |
出願人 |
国立大学法人富山大学 |
公開番号 |
特開2007-218866 |
公開日 |
2007/8/30 |
登録番号 |
特許第4769940号 |
特許権者 |
国立大学法人富山大学 |
発明の名称 |
ホルムアルデヒドの測定方法 |
技術分野 |
生活・文化、化学・薬品 |
機能 |
検査・検出 |
適用製品 |
ホルムアルデヒドの測定システム |
目的 |
様々な場所で簡単に実施可能で、しかも費用や時間を抑制でき、さらに精度が高く客観性にも優れている、例えば水道水などに含有しているホルムアルデヒドの測定方法を提供する。 |
効果 |
初期処理の後、陰イオン性有機化合物を添加することで、いずれも疎水性のある黄色イオン会合体と青色イオン会合体とが生成され、この両イオン会合体は、メンブランフィルターによって効率よく捕捉できるため、濾過による濃縮で鮮明な色彩を得ることが可能になる。しかもこの色彩は、ホルムアルデヒドについて水道水質基準で規定されている0.08mg/Lといった基準値の付近において、黄色・黄緑色・緑色・青緑色・青色と、濃度に応じて大きく変化していく。そのため標準色列表との比較が容易である。 |
技術概要
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ホルムアルデヒドの測定方法は、試料水に3−メチル−2−ベンゾチアゾロンヒドラゾン(MBTH)を添加してアジンを生成した後、試料水に塩化第二鉄などの酸化剤を添加して、陽イオンである酸化型MBTHと、この酸化型MBTHの一部とアジンとが化合して青色陽イオン色素と、が生成される初期工程を実施する。その後、テトラフェニルホウ酸ナトリウムなど、試料水中で陰イオンになる有機化合物を添加して、疎水性相互作用により、酸化型MBTHを黄色を帯びた黄色イオン会合体に、青色陽イオン色素を青色を帯びた青色イオン会合体に、それぞれ変化させる。この両イオン会合体は、疎水性があり試料水中に浮遊するため、メンブランフィルター3で容易に濾過することが可能で、このメンブランフィルター3に定着した色彩によって濃度の判定を実施する。図1は工程を時系列で示している図である。図2は反応と各物質の化学式を示している図である。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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