出願番号 |
特願2005-152663 |
出願日 |
2005/5/25 |
出願人 |
国立大学法人富山大学 |
公開番号 |
特開2006-328468 |
公開日 |
2006/12/7 |
登録番号 |
特許第4862148号 |
特許権者 |
国立大学法人富山大学 |
発明の名称 |
金属の分離回収方法 |
技術分野 |
化学・薬品 |
機能 |
環境・リサイクル対策 |
適用製品 |
金属の分離回収システム |
目的 |
ポリチオアミドにより溶液中のパラジウムを吸着し、りん化合物によりポリチオアミドに吸着したパラジウムを溶出する、新規な金属の分離回収方法を提供する。 |
効果 |
パラジウムに対して他の重金属が共存する有機溶液においても、パラジウムのみを定量的に吸着捕集でき、かつ、りん化合物により定量的に溶出分離回収することができる。特に、パラジウムと同じ白金族金属のニッケルおよび白金についてはこれらが高濃度共存する有機溶液からもパラジウムのみをほぼ定量的にかつ選択的に分離回収できる。 |
技術概要
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式I(図1)で表されるポリチオアミドの群から選ばれるいずれか1種またはいずれか2種以上の組み合わせにより、溶液中のパラジウムを吸着し、式II(図2)および式III(図3)で表されるりん化合物の群から選ばれるいずれか1種またはいずれか2種以上の組み合わせにより、ポリチオアミドに吸着したパラジウムを溶出する、金属の分離回収方法である。式I中、R↑1、R↑2は二官能性の芳香族ユニット、二官能性の複素環ユニット、または二官能性の脂肪族炭化水素ユニットを示す。R↑3は水素原子、脂肪族炭化水素基、芳香族置換基、または複素環置換基を示す。式II中、R↑1は二官能性の芳香族ユニット、二官能性の複素環ユニット、または二官能性の脂肪族炭化水素ユニットを示す。R↑2↑〜↑5は芳香族置換基、複素環置換基、脂肪族炭化水素基、または脂肪族炭化水素基を有するアルコキシ基を示す。式III中、R↑1↑〜↑3は芳香族置換基、複素環置換基、脂肪族炭化水素基、または脂肪族炭化水素基を有するアルコキシ基を示す。金属の分離回収方法では、溶液中での、パラジウムに対する他の金属のモル比が1〜1000の範囲内にあることが好ましい。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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