出願番号 |
特願2005-100415 |
出願日 |
2005/3/31 |
出願人 |
国立大学法人富山大学 |
公開番号 |
特開2006-280201 |
公開日 |
2006/10/19 |
登録番号 |
特許第4665165号 |
特許権者 |
国立大学法人富山大学 |
発明の名称 |
生体アミンの分析方法 |
技術分野 |
生活・文化 |
機能 |
検査・検出 |
適用製品 |
生体アミンの分析システム |
目的 |
従来難しかった生体アミンのリアルタイム(その場)分析と高感度化を実現することができる、高感度であり、かつ応答性に優れた生体アミンの分析方法を提供する。 |
効果 |
HPLC分析など既存の生体アミンの分析法に比べて分離操作を要せず、極めて簡単に、しかも高感度に生体アミンの計測ができる。特に、生体アミンの代表であるドーパミンの未処理での簡便計測を実現でき、ドーパミンを10nMという高感度で計測できる。この分析方法の感度は、従来法より2桁程度良い。この方法を用いることで、被験物質の細胞に対する影響を試験することもできる。 |
技術概要
 |
生体アミンの分析方法は、生体アミンにアミンオキシダーゼを作用させ、生成した過酸化水素を化学発光法により検出することを含む。生体アミンとは、生体に含まれる各種のアミン化合物を意味し、より具体的には、カテコールアミンおよびインドールアミンを挙げることができる。さらに、カテコールアミンとして、ドーパミン、ノルアドレナリンおよびアドレナリンを挙げることができる。また、インドールアミンとしては、例えば、セロトニン、メラトニン等を挙げることができる。この方法では、アミンオキシダーゼは、生体アミンを含有する試料にそのまま作用させることができる。あるいは、試料から放出される生体アミンにアミンオキシダーゼを作用させることもできる。生体アミンを含有する試料は、特に前処理することなく、アミンオキシダーゼの作用に供することができるが、例えば、試料に粉砕、破壊、薬物投与、酵素(リゾチーム等)投与、界面活性剤投与、加熱、光(電磁波)照射、超音波照射、磁場照射等の前処理を施した後にアミンオキシダーゼの作用に供することもできる。図1はドーパミンの酵素発光検出法の原理およびドーパミンの発光検出パターン、図2はドーパミンの検量線を示す。 |
イメージ図 |
|
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
|
特許権実施許諾 |
【可】
|