多孔質材を使用した食品廃棄物からの機能性成分の吸着濃縮方法及びそれを利用した機能性飼料

開放特許情報番号
L2010005939
開放特許情報登録日
2010/11/12
最新更新日
2012/10/23

基本情報

出願番号 特願2005-261090
出願日 2005/9/8
出願人 大阪府、株式会社堀木工所
公開番号 特開2007-068491
公開日 2007/3/22
登録番号 特許第4512541号
特許権者 株式会社堀木工所、地方独立行政法人大阪府立環境農林水産総合研究所
発明の名称 多孔質材を使用した食品廃棄物からの機能性成分の吸着濃縮方法及びそれを利用した機能性飼料
技術分野 機械・加工、食品・バイオ
機能 食品・飲料の製造、環境・リサイクル対策
適用製品 苔虫類化石、珪藻土、活性炭、野菜ジュース
目的 食品産業等で大量に発生する野菜屑や果実屑等の食品廃棄物から、機能性成分を安価に、効率的に分離することが可能な多孔質材を使用した、食品廃棄物からの機能性成分の吸着濃縮方法及びそれを利用した機能性飼料の提供。
効果 この技術によれば、植物性の食品廃棄物から機能性成分を安価に、効率的に抽出し濃縮することが可能になる。そして、機能性成分の吸着により多孔質材中では機能性成分の濃縮が行なわれることにより、抽出した機能性成分の活用が容易になって、食品廃棄物の有効利用を促進することができる。また、機能性成分の濃縮は非加熱により行なわれるので、機能性成分の分解や変質を防止することが可能になる。
技術概要
 
この技術の多孔質材を使用した食品廃棄物からの機能性成分の吸着濃縮方法は、植物性の食品廃棄物に水を加え微砕して流動物を調製し、流動物を濾過して濾過液を作製する第1工程と、濾過液中に粒状の多孔質材を加えて撹拌混合し、濾過液中に含まれるビタミン類及び糖類のいずれか一方又は双方を含有する機能性成分を多孔質材の細孔内に吸着させる第2工程とを有する。この方法によれば、食品廃棄物から濾過液を作製するので、食品廃棄物の減容化が行なわれ、多量の食品廃棄物を容易に処理することができる。そして、細孔内に機能性成分が吸着させることにより、細孔内の機能性成分の濃度を濾過液中の機能性成分の濃度よりも大きくすることができ、吸着により機能性成分の濃縮を行なうことができる。なお、植物性の食品廃棄物として野菜屑を使用する場合、機能性成分の主体はビタミン類となり、多孔質材を用いて野菜屑から容易にビタミン類を吸着させて濃縮することができる。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【可】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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