出願番号 |
特願2010-192362 |
出願日 |
2010/8/30 |
出願人 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2012-046399 |
公開日 |
2012/3/8 |
登録番号 |
特許第5999675号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
無欠陥型プルシアンブルー類似体によるリチウムイオン2次電池用電極材料 |
技術分野 |
電気・電子、化学・薬品 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
無欠陥型プルシアンブルー類似体によるリチウムイオン2次電池用電極材料 |
目的 |
プルシアンブルー類似体を正極材料とするリチウムイオン2次電池における少ない充放電容量を改善する。 |
効果 |
水分含有量の小さいプルシアンブルー類似体を製造することができ、当該プルシアンブルー類似体を正極活物質として用いることにより、従来の低い充放電容量が著しく改善された、充放電容量の高いリチウムイオン2次電池を提供する。 |
技術概要
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組成式:K↓xM↑1↓y[M↑2(CN)↓6]nH↓2Oで表わされる、プルシアンブルー類似体である。式中、M↑1、M↑2は、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Znから選ぶ遷移金属であり、x、y、nは、x=1.0〜2.0、y=1〜1.25、n=0〜3である。KCN水溶液にM↑1イオンおよびM↑2イオン含有水溶液を滴下することで、含有するH↓2O分子の量を抑えた無欠陥プルシアンブルー類似体を合成する。式:K↓1↓.↓9Mn↓1↓.↓1[Mn(CN)↓6]0.7H↓2Oで表わされるプルシアンブルー類似体である。無欠陥プルシアンブルー類似体からカリウムイオンを予め電気化学的に引き抜くことで、さらに軽量化するとともに、リチウムイオンの収容能を高めることによって、高い充放電容量を持つリチウムイオン2次電池用の電極材料にできる。従来技術のプルシアンブルー類似体とこのMn↓1↓.↓1[Mn(CN)↓6]0.7H↓2O、の1サイクル目の充放電曲線を示す。従来技術では、放電容量が60mAh/gに留まるのに対し、このMn↓1↓.↓1[Mn(CN)↓6]0.7H↓2Oにおいては130mAh/g、の極めて高い放電容量が得られる。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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