出願番号 |
特願2010-177895 |
出願日 |
2010/8/6 |
出願人 |
独立行政法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2012-036041 |
公開日 |
2012/2/23 |
登録番号 |
特許第5663806号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
カーボンナノチューブの安価な分離方法と分離材並びに分離容器 |
技術分野 |
化学・薬品 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
金属型カーボンナノチューブ、半導体型カーボンナノチューブ、分離材、分離容器 |
目的 |
安価な設備と簡便な工程により、金属型カーボンナノチューブ(CNT)と半導体型CNTを含むCNTから両者を短時間で大量に効率良く分離精製することができ、かつ安価な分離が可能なCNTの分離方法と分離材並びに分離容器の提供。 |
効果 |
高価なゲルビーズを使用せず、あるいは分離に適したゲルの調製の手順を経ずに、アガロース粉末あるいはより安価な寒天粉末を用いて、ゲルを用いた場合と同等の金属型と半導体型のCNTを分離することが可能となる。 |
技術概要
 |
この技術では、寒天粉末又はアガロース粉末で構成される分離材に半導体型カーボンナノチューブと金属型カーボンナノチューブを含むカーボンナノチューブ分散液を添加した後、分離材に分離液を作用させることにより分離材に未吸着の金属型カーボンナノチューブを溶出させて分離材に吸着する半導体型カーボンナノチューブと分離し、次いで、分離材に溶出液を作用させることにより分離材から半導体型カーボンナノチューブを溶出させることで金属型カーボンナノチューブと半導体型カーボンナノチューブを分離する。分離材を構成する寒天粉末又はアガロース粉末は、あらかじめ水系媒体に懸濁させていることが好ましい。このような金属型カーボンナノチューブと半導体型カーボンナノチューブの分離方法に用いられる分離容器は、筒状形状を有し、一方の端部に導入口、他端部に溶出口を備え、導入口と溶出口との間に、寒天粉末又はアガロース粉末で構成される分離材が充填してなるものとする。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
|
特許権実施許諾 |
【可】
|