ブロモ化ポルフィセン誘導体及びそれを含有する光線力学治療剤

開放特許情報番号
L2010005781
開放特許情報登録日
2010/10/29
最新更新日
2013/4/16

基本情報

出願番号 特願2007-216934
出願日 2007/8/23
出願人 国立大学法人九州大学
公開番号 特開2009-051737
公開日 2009/3/12
登録番号 特許第5190865号
特許権者 国立大学法人九州大学
発明の名称 ブロモ化ポルフィセン誘導体及びそれを含有する光線力学治療剤
技術分野 有機材料、化学・薬品
機能 材料・素材の製造、安全・福祉対策、環境・リサイクル対策
適用製品 ブロモ化ポルフィセン誘導体、光増感物質、一重項酸素、光線力学的治療剤、有害有機物質分解・除去剤、環境汚染物質除去剤、有機合成触媒
目的 一重項酸素は、精密化学合成、光線力学的療法、汚水・汚泥処理等、種々の応用分野がある。一重項酸素の発生には、光増感物質が用いられる。また、光線力学的療法用には、特定組織に選択的親和性を有し、毒性が少なく、発癌性のないことが求められ、対象はポルフィリン誘導体等に限られる。また、汎用性光増感物質としては、安定性、可視部の光吸収特性など種々の特性が求められ、特に、高い量子収率で一重項酸素を発生することが求められる。そこで、可視部の光吸収が大きく、安定で、高い量子収率で一重項酸素を生成できる光増感物質を提供する。
効果 このポルフィセン誘導体は、既存のポルフィリン誘導体等と比較して、非常に高い量子収率で一重項酸素を生成し、光増感反応における触媒活性が高く、一重項酸素や光に対しても安定であるので、光線力学療法に用いられる光線力学治療剤はじめ、環境浄化のための有害有機物分解・除去剤(環境汚染物質除去剤)、及び酸化反応等の有機合成触媒等として、好適に用いられる。
技術概要
光により、高い量子収率で一重項酸素を発生するブロモ化ポルフィセン誘導体、この誘導体を含有する、光線力学療法に用いられる光線力学治療剤、環境浄化のための有害有機物分解・除去剤、及び有機合成触媒に関する。このブロモ化ポルフィセン誘導体は、一般式(1)(X↓1、X↓2は水素原子又は臭素原子で、X↓1とX↓2が同時に水素原子であることはなく、Mは2個の水素原子又はパラジウム原子を表す)で表される化合物である。ブロモ化に用いられた2,7,12,17−テトラ−n−プロピルポルフィセン(TPrPc)は公知の化合物であり、このTPrPcのブロモ化は、反応させる臭素の当量数を変えることにより臭素の置換数を容易に変えることができ、各1〜4ブロモ化体を収率よく合成することがでる。一般式で表される1ブロモ化体(Br1)及び2ブロモ化体(Br2)並びにそれ等のPd錯体(PdBr1、PdBr2)は、高い一重項酸素の生成の量子収率を示し、光増感反応および耐久性においても優れている。図は縦軸を発光強度、横軸を波長(nm)とした、ブロモ化した各試料に光を照射したときに生成する、一重項酸素による発光スペクトルの1例を示したものである。
イメージ図
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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