多孔質性電極を用いた電気化学デバイス

開放特許情報番号
L2010005705
開放特許情報登録日
2010/10/15
最新更新日
2015/12/22

基本情報

出願番号 特願2010-160356
出願日 2010/7/15
出願人 国立研究開発法人産業技術総合研究所
公開番号 特開2012-023224
公開日 2012/2/2
登録番号 特許第5831862号
特許権者 国立研究開発法人産業技術総合研究所
発明の名称 多孔質性電極を用いた電気化学デバイス
技術分野 電気・電子、有機材料
機能 材料・素材の製造
適用製品 多孔質性電極を用いた電気化学デバイス
目的 細孔を通して多孔質性物質からなる電極の内部に入り込むイオンの量及び電極表面の電荷密度が特定の電圧において不連続性を示す一次相転移を発現する性質を利用した電気化学デバイスを提供する。
効果 この多孔質性電極を用いた電気化学デバイスによれば、細孔を通して多孔質性電極の内部に入り込むイオンの量及び電極表面の電荷密度が特定の電圧において不連続性を示す一次相転移を発現する性質を利用して、イオン篩い、電気化学スイッチ、電解質の温度センサ、電解質の濃度センサ等の電気化学デバイスを得ることができる。
技術概要
電解質のイオンの大きさの1.0〜2.0倍の範囲の大きさの径の細孔を有する多孔質性電極からなり、多孔質性電極にかかる電圧を変化させたときに、細孔を通して多孔質性電極の内部に入り込むイオンの量及び電極表面の電荷密度が特定の電圧において不連続性を示す一次相転移を利用するようにした多孔質性電極を用いた電気化学デバイスである。図に示すように、電圧をゼロから上げていくとき、小さい電圧では、イオンは電極内にほとんど入らず、電荷密度もゼロに近い。しかし、電圧をさらに上げていくと、ある電圧で突然イオンが電極内に入りはじめ、同時に電荷密度も増える(図のW1.1、W1.5及びW2.0参照)。このように、細孔の径がイオンの大きさよりわずかに大きい場合は、電荷密度はある電圧で不連続的に増加、すなわち、不連続性を示す一次相転移を発現する。一方、細孔の径がイオンの大きさよりはるかに大きいときは、電圧をゼロから上げていくときに、イオンは最初から徐々に電極内に入り、同時に電荷密度は徐々に滑らかに連続的に増加し、不連続性を示す一次相転移を発現しない(図のW2.5及びW20参照)。
実施実績 【無】   
許諾実績 【無】   
特許権譲渡 【否】
特許権実施許諾 【可】

登録者情報

その他の情報

関連特許
国内 【無】
国外 【無】   
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