出願番号 |
特願2010-152580 |
出願日 |
2010/7/5 |
出願人 |
独立行政法人産業技術総合研究所 |
公開番号 |
特開2012-012267 |
公開日 |
2012/1/19 |
登録番号 |
特許第5495054号 |
特許権者 |
国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
発明の名称 |
アルミニウムケイ酸塩複合体の製造方法 |
技術分野 |
無機材料 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
ナノテクノロジー、高比表面積、高細孔容積、イオン交換能、吸着能、中湿度領域において優れた水蒸気吸放湿特性 |
目的 |
従来よりも低コストでの合成が可能であり、かつ中湿度領域において優れた水蒸気吸着性能及び優れた二酸化炭素吸着性能を有するアルミニウムケイ酸塩複合体(ハスクレイ)及びこの複合体からなる高性能吸着剤の製造方法の提供。 |
効果 |
水ガラスと硫酸アルミニウムをSi/Al比が0.8より大きく、1.6以下となるように混合することにより、中湿度領域において優れた吸着挙動を有する、低結晶性層状粘土鉱物と非晶質アルミニウムケイ酸塩からなるアルミニウムケイ酸塩複合体を安価に提供することができるとともに、従来の製造方法に比べて高濃度での、低結晶性層状粘土鉱物と非晶質アルミニウムケイ酸塩からなるアルミニウムケイ酸塩複合体の製造を可能にするものである。 |
技術概要 |
本技術は、水ガラスとアルミニウム水溶液のSi/Al比を特定な値にすることにより、従来のアルミニウムケイ酸塩複合体(ハスクレイ)においては、合成できないとされていた水ガラスと硫酸アルミニウムから高性能な水蒸気吸着剤を開発することに成功し、従来の製造方法に比べて高濃度での、アルミニウムケイ酸塩複合体(ハスクレイ)の製造ができるという知見を得た。また、同時に、従来のアルミニウムケイ酸塩複合体及びこの複合体からなる高性能吸着剤においては、加熱工程の前に遠心分離等により脱塩工程を必要としていたが、脱塩工程を経ずに、高性能な水蒸気吸着剤が得られることが判明した。本技術はこれらの知見に基づいて完成に至ったものである。即ち低結晶性層状粘土鉱物と非晶質アルミニウムケイ酸塩からなるアルミニウムケイ酸塩複合体の製造方法であって、水ガラスとアルミニウム水溶液をSi/Al比が0.8より大きく、1.6以下となるように混合し、これに酸又はアルカリを添加してpH6〜10に調製した後、脱塩処理工程なしに95℃以上で加熱することを特徴とする。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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