出願番号 |
特願2007-190130 |
出願日 |
2007/7/20 |
出願人 |
国立大学法人北陸先端科学技術大学院大学 |
公開番号 |
特開2009-025217 |
公開日 |
2009/2/5 |
登録番号 |
特許第4915740号 |
特許権者 |
国立大学法人北陸先端科学技術大学院大学 |
発明の名称 |
銀イオンの測定方法及び被検物質の測定方法 |
技術分野 |
化学・薬品 |
機能 |
検査・検出 |
適用製品 |
銀イオンの測定システム及び被検物質の測定システム |
目的 |
測定溶液中の銀イオンを高感度に測定することが可能な銀イオンの測定方法を提供する。また、銀イオンの測定方法を利用した被検物質の測定方法を提供する。 |
効果 |
塩素イオンを含有する測定溶液を用いることにより、例えばKNO↓3及びHNO↓3等を含有するような従来の溶液を用いる場合に比べてシャープなシグナルが得られることから、感度の向上を図ることができる。これにより、銀微粒子の標識物質としての需要の拡大を図ることが可能となる。また、類似の測定条件を採用可能な金微粒子と併用することにより、同一系内で複数の被検物質の同時測定が可能となる。さらには、銀によるエンハンスメント後の銀イオンの測定も可能であることから、既存の測定方法の高感度化を図ることもできる。 |
技術概要
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図1は銀イオンの測定方法を免疫測定法に応用した場合を示す。標識抗体及び未知量の被検物質3を含む溶液を同時又は別個に作用極1の表面に供給し、一次抗体2と接触させ、作用極1上で抗原抗体反応を行う。標識抗体が被検物質3を介して一次抗体2に結合することにより、被検物質3の濃度に対応した量の銀微粒子5が作用極1の表面に集められた状態となる(図1(a))。次に、作用極1、対極及び参照極と、電気化学的測定用の溶液とを接触させ、作用極1の表面に集めた銀微粒子5を電気化学的に酸化し、銀イオン等として溶出させる(図1(b))。銀微粒子5を電気化学的に酸化し溶出させた後、作用極1に銀を電気化学的に還元する電位を印加する。これにより、作用極1の表面に銀が析出する(図1(c))。次に、作用極1の表面に析出させた銀を電気化学的に酸化し、その酸化電流を測定する。この測定結果を指標として、被検物質の有無又は濃度を測定する(図1(d))。また、図2は、標識物質として銀微粒子と金微粒子とを用い、2種類の被検物質を免疫測定法により測定する場合を示す。 |
イメージ図 |
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実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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