出願番号 |
特願2006-129834 |
出願日 |
2006/5/9 |
出願人 |
国立大学法人北陸先端科学技術大学院大学 |
公開番号 |
特開2007-302724 |
公開日 |
2007/11/22 |
登録番号 |
特許第4078430号 |
特許権者 |
国立大学法人北陸先端科学技術大学院大学 |
発明の名称 |
オレフィンの重合方法 |
技術分野 |
化学・薬品 |
機能 |
材料・素材の製造 |
適用製品 |
オレフィンの重合システム |
目的 |
従来とは全く異なる着想によりエチレンの重合活性を飛躍的に向上し得る新規なオレフィンの重合方法を提供し、低コストで種々の物性を有するポリマーを合成し得るオレフィンの重合方法を提供する。 |
効果 |
従来と同様のクロム系触媒を用いながら、触媒活性や重合活性を飛躍的に向上することが可能である。また、低コストで種々の物性を有するポリマーを合成することが可能である。 |
技術概要
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オレフィンの重合方法は、エチレンを主体とするオレフィンモノマーをクロム化合物をシリカ、アルミナまたは二酸化チタンに担持し焼成したクロム系触媒を重合触媒として重合するに際し、環状オレフィンモノマーの存在下で重合を行う。重合触媒としては、これまで同様、エチレンの重合触媒として汎用のクロム系触媒を用いている。また、重合条件等についても、従来の条件をそのまま適用する。このように、重合触媒として汎用のクロム系触媒を用い、重合条件も変更を加える必要がないので、クロム系触媒を用いた場合の利点(低コストであること等)をそのまま活かすことができる。環状オレフィンモノマーの存在下で重合を行うことにより、重合活性が飛躍的に向上し、短時間のうちに例えば高分子量成分が多いポリマーを製造することができる。また、環状オレフィンモノマーの併用は、ポリエチレンの物性をコントロールする上でも有用であり、例えば環状オレフィンモノマーのエチレンに対する比率を制御することで、これまで実現されたことのないような様々な物性のポリマーが得られる。図1は得られたポリマーの分子量分布を示す図である。 |
実施実績 |
【無】 |
許諾実績 |
【無】 |
特許権譲渡 |
【否】
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特許権実施許諾 |
【可】
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